2006年06月13日

花火の魔力(?)

 帰りの地下鉄東西線で座ることができず、30分ほど立ちっぱなしで電車に揺られる羽目になりました。つり革につかまりながら雑誌を読んでいたのですが、江戸川を渡るあたりでふと顔を上げると、ちょうどディズニーランドの花火が打ち上がっていました。
 もちろん、数キロ離れている上に窓越しなので、さほど臨場感はありません。しかも私は、日曜日にマリンスタジアムで「生花火」を見たばかりです。にも関わらず。やけに嬉しくなって「これが見れたなら、30分間立ちっぱなしの元が取れた」と思ったり「逆方向を向いていて気づかない他の乗客に教えてあげようか」などと思ったりまでしました。
 花火の美しさそのものよりも、「花火を見る」という事自体にありがたみを感じているのですから、我ながら奇妙なものです。これまで、夏の隅田川や江戸川の花火に行く人たちの混雑を見るたびに、「なんであんな辛い思いをしてまで」と思っていたのですが、何となくその気持ちが分かりました。

2006年06月13日 23:58