2006年06月08日

今季最大の大敗を喫する

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対マリーンズは佐藤充投手と久保投手が先発。ここ3試合でわずか1失点で3連勝中・2連続完投と絶好調の佐藤充投手相手に、初回・2回と二死から安打が出ますが、いずれも得点には結びつきません。
 一方の久保投手もここ3試合で3失点で3連勝中と好調で、今日も3回までは1安打に抑えます。ところが4回、2死3塁からアレックス選手の適時打で先制されると、さらに森野選手に1号3ランを喫して一挙4点を失います。

 札幌のファイターズ対タイガースは八木投手と福原投手が先発。初回に金本選手の6号2ランでタイガースが先制し、1点差で迎えた6回には、昨日1点差の2死満塁で最後の打者となったスペンサー選手が、昨日の借りを返す4号満塁本塁打で追加点を挙げます。その裏にファイターズも小笠原選手の9号2ランで反撃して3点差と迫りますが、7回からタイガースは「いつもの三人」による必勝リレー。9回に久保田投手が併殺の間に1点を失ったものの、6対4で逃げ切り、セリーグ首位に返り咲きました。観客数は2万8千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対スワローズは許投手と藤井投手が先発。2回にライオンズが先制しますが、6回にリグス選手の18号2ランで逆転。さらに8回にも3点を追加して5対1で逆転勝ちし、交流戦同率首位に戻っています。観客数は1万8百人ほどでした。
 福岡のホークス対読売は斉藤和投手と高橋尚投手が先発。ホークスが初回に松中選手の適時打で先制します。一方、斉藤和投手は素晴らしい投球。4回まで誰一人走者を出さず、5回に脇谷選手に当たり損ねのゴロが弾んで内野安打となりますが、牽制で刺し、この回も三者凡退に抑えます。一方、5回まで1点だった打線のほうは、6回に松中選手の12号ソロで中押し。さらに3回に好調の田上選手の代打適時打などで2点を追加してダメ押しを挙げます。
 斉藤和投手は6回以降も完璧な投球で、読売打線に出塁を許しません。結局、9回を1安打完封という「準完全」。昨年開幕2戦目の渡辺俊介投手以来の「27人完封」を達成して7勝目。ホークスは読売を3タテにして、パリーグ同率首位となっています。観客数は3万2千7百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ベイスターズは愛敬投手と那須野投手が先発。好投しながら援護がなく、今季未勝利の那須野投手ですが、今日は初回に種田選手が2点適時打を放って早々と援護が入ります。那須野投手は6回途中まで5安打無失点。ベイスターズは終盤に小池選手の1号満塁本塁打などで追加点を挙げたベイスターズが7対0で勝っています。観客数は9千5百人ほどでした。
 雨の中行われた神戸の合併球団対カープは川越投手とダグラス投手が先発。川越投手は3回まで1安打でしたが、4回に嶋選手に打たれた2本目の安打が10号ソロとなりカープが先制します。一方、ダグラス投手は6回を4安打3四球で無失点。以下、林投手・広池投手とつなぎ、最後は永川投手が締め、1対0でカープが勝利。川越投手は9回5安打無四球1失点という内容ながら、援護がなく敗戦投手に。一方のダグラス投手はセリーグ単独首位となる8勝目を挙げています。観客数は1万1千2百人ほどでした。
 というわけで今日は、6試合中4試合が無得点試合でした。

 ところで、村上ファンドがらみの情報で、オリックスの100%子会社である「ブルーウェーブ」という会社が運営する研修施設で、村上ファンドの中核コンサルティング会社「M&Aコンサルティング」は生まれたというものがありました。
 村上ファンドそのものにはさほど興味がないのですが、この100%子会社の名前が非常に気になったので調べてみました。すると設立は1991年の8月とのこと。すなわち、「故オリックスブルーウェーブ」が誕生したその年です。一応、球団名のほうが先に決まったものの、ほぼ同時にできたようなものです。つまり、「オリックス・ブルーウェーブ」というのは、ソフトバンク球団が下の名前を「テレコム」にしたり、西武球団が下の名前を「プリンス」にするのと同じ意味だったわけです。
 ファンの意見を無視して「ブレーブス」という名前をつぶし、言いにくい「ブルーウェーブ」にした時は、「とにかく『オリックス』という企業名を使わせるつもりなのだな」とそれだけで非常に不愉快でした。しかし、実際はそれよりさらにひどいものだったわけです。
 あの会社については、「ブレーブス」を潰した時から嫌いになり、さらに2年前には大嫌いになりました。しかし、これを知ったとき、さらにそれを輪をかけて嫌いになりました。

2006年06月08日 23:54