2009年06月02日

投手陣好投も、あと一打が出ず0対0で引分け

 千葉で行なわれた千葉-読売は渡辺俊介投手と高橋尚投手が先発。今日も西岡選手はスタメンを外れ、早坂選手が一番遊撃に。二番・一塁に堀選手が入り、竹原選手が七番左翼と、右打者七人、両打ち二人という布陣でした。
 初回、渡辺俊投手はいきなり先頭打者を歩かせますが、次打者を併殺に打ち取り、三人で終わらせます。
 その裏、千葉は1死から堀選手が安打し、二死後に井口選手も続きますが、里崎選手が倒れ、先制できません。

 渡辺俊投手は、3回まで無安打に抑えますが、続く4回に先頭打者を歩かせてしまいます。続く小笠原選手は二塁ベース左にゴロを放ちますが、あらかじめ二塁がに寄っていた早坂選手が捕球します。二塁手の井口選手も一塁側に寄っていたため、三塁手の今江選手が二塁ベースカバーに入って封殺という珍しい事になりました。
 ラミレス選手に初安打を打たれ、さらに一塁ゴロで2死2・3塁となります。しかし、続く李選手を抑え、得点は許しません。
 その裏、千葉は先頭のベニー選手が二塁打を放ち、犠打で1死三塁と先制機を作ります。しかし、続くランビン選手が粘ったものの三振に倒れ、今江選手四球の後、早坂選手が内野ゴロに打ち取られ、先制機を生かせません。
 その後も両投手が好投し、7回を終わって0対0が続きます。
 そして8回表、渡辺俊投手は先頭打者を歩かせ、犠打の後、古城選手に安打されます。しかし、サブロー選手の好返球もあり、二塁走者は本塁突入できず1・3塁に。そして2死後に四球で満塁となりますが、続く小笠原選手を遊ゴロに打ち取り、ここも0点に抑えます。
 渡辺俊投手は8回を2安打5四球無失点で降板。続く9回表、二番手のシコースキー投手が1死から二塁打され、さらに四球も出しましたが、後続を抑え、ここも得点を許しません。
 その裏、続投する高橋尚投手に対し、先頭の堀選手が二塁打します。すると読売は続くサブロー選手を敬遠し、塁を詰めます。打席には今季サヨナラ本塁打2本の井口選手が登場しますが、1ストライクの後に西村コーチが打席まで行って耳打ちし、井口選手はバントします。
 しかしこれは失敗し、さらにヒッティングに切り替えたものの補ゴロ併殺に。続く里崎選手も抑えられ、0対0で延長に入ります。
 10回表もシコースキー投手が抑え、その裏、1死から二番手の越智投手相手に竹原選手が四球を選びます。さらに、代打で登場した大松選手が詰まりながらも左前に落として1・2塁と、再びサヨナラ機を作ります。しかし、今江選手さらには代打で登場の西岡選手が倒れ、ここも0点に終わってしまいます。
 11回から登板の伊藤投手はいきなり先頭の小笠原選手を三球三振に打ち取るなど、中軸を三人で抑えます。しかしその裏、四球で走者が出たものの、こちらも0点に終わり、12回に入ります。
 12回表も伊藤投手は1安打されたものの0点に抑え、これで千葉の負けはなくなりました。
 そしてその裏、クルーン投手相手に先頭のベニー選手が四球を選びます。しかし続く竹原選手は初球をバント失敗した後、内野フライに倒れ、大松選手は緩い二塁ゴロで併殺は免れるも、走者が入れ替わります。
 ここで千葉は打席に最後の野手であるバーナムJr選手を起用し、さらに大松選手の代走に、小林宏之投手を起用します。しかし、小林宏投手の足をみることはなく、バーナムJr選手は凡退。0対0で引分けに終わりました。
 投手陣は好投し、守備でも随所にいいプレーがありましたが、二度のサヨナラ機を活かせなかった攻撃が悔やまれる試合となりました。観客数は2万5千2百人ほどでした。

2009年06月02日 23:45