2009年06月17日

JAVAでATMをはきだす?

 WEBシステムの文字表記に不具合が発生したので、業者に原因を尋ねました。すると、「この部分はJAVAで作られているために、一部の漢字を表示できない」などという珍解答をしてきました。
 別にこちらは、古代中国で使われていた漢字を表示させろと言っているのではありません。少々特殊ですが、日常生活でいくらでも使われている字です。
 だいたい、私は前々職で10年近く前にJAVAで顧客データベース作成を委託した事はありましたが、同じ漢字は表示されていました。まさか、この10年でJAVAが退化したわけでもないでしょう。
 別の担当者が呆れて、「どのような形でHTMLに出力しているのですか?」と尋ねました。すると、業者は「え?ATM?」と聞き返してきました。

 会話ですから、聞き間違いがあるのは仕方ありません。しかし、WEBシステムを使ってブラウザに漢字を表示させる話をしているわけです。少々聞き取れなくても、HTMLだという事くらい分かるでしょう。だいたい、金融とは全然関係ないのですから、ATMが出てくるわけがありません。
 まあ、この取引先はどんどん人が辞めていくので有名で、導入当初の担当者は初代はもちろん二代目の人も既に退職済みです。それゆえの人手不足もあるのでしょうが、いくらなんでも、HTMLとATMの区別くらいはつく人間を雇ってもらいたいものです。
 もっとも、それは業者の策略で、わざとそのような人を使うことにより、相手を呆れ果てさせて怒る気力をなくさせる「高等戦術」なのかもしれませんが・・・。
 「IT業界」もピンキリとよく言いますが、その「キリ」の典型例を見せられてしまいました。

2009年06月17日 23:37