2009年06月24日

杉内投手がMVP獲得、ドーマン投手は解雇ほか

 交流戦のMVPは杉内投手が獲得しました。千葉ファンの身びいきとして、オーティズ選手に取ってほしいと思っていたので、少々残念です。ただ、負けなしの3勝でうち2勝が完投となれば、順当なところなのでしょう。
 昨年、初めて川崎選手が野手でMVPを穫りましたが、それを除く4回は全て投手が穫っています。交流戦のような短期間で優勝するチームの場合、打撃好調の選手が何人もいるのが普通なので、やはり野手だとなかなか目立たないのだろうか、などとも思いました。

 一方、昨日、広島がドーマン投手の解雇を発表しました。11日に一軍で投げて23日に解雇ですから、二週間も経っていないわけです。かなり異例の事とはいえます。
 もっとも、その最後の登板で一死も取れずに、プロ野球記録である「1イニング15点」に絶大な貢献をしてしまったのですから、仕方ないとも言えます。あの試合を観戦していた事もあり、自分にとって、彼が「記録にも記憶にも残る選手」になることは間違いないでしょう。
 まあ、数年前に千葉にいたミラー投手のように、日本では失敗したもののアメリカに帰ってから大リーグに定着した、という選手もいます。縁がなかった日本の事は忘れ、再び故郷で頑張ってほしいものです。

 あと、東京が「ジェット風船禁止」を決定した、というニュースがありました。元々新型インフルエンザ対策という事で一時中止していたのを、恒久的な措置に変えた、という事のようです。中止してみて、色々といいことが分かったのでしょう。
 私もこの決定には賛成です。元々、「グランドに物を投げ込む」という事は好ましいとは思えません。また、7回表に風船を膨らまされると、視界を遮られ、グランドが見づらくなります。それに加え、近くで割れてしまうと、聴覚的にも不快になります。
 風船を売っている業者の方には悪いのですが、これを機にこの「7回表の攻防も見ずに風船を膨らまさせ、それでグランドを汚した上に、回収で余計な時間を取らせる」というこの行事は、他球団も全面的に見直せばいいと思います。
 そして、各球団がそれぞれ独自性を出した「ラッキーセブンの盛り上げ方」を新たに考えれば、応援の発展にも繋がるのではないでしょうか。

 というわけで、これから後半戦に向けて盛り上がるとこですが、スポニチの記事を見ると、千葉は相変らず長い長いストーブリーグから抜け出せていないようです。
 3A落ちしている小林雅投手と薮田投手を穫るだの、来季のコーチに誰を穫るだのという記事ばかりです。よくもまあ、そんな情報が出てくるものです。
 メジャー復帰を目指して頑張っている両投手にとっても失礼な話です。また、「コーチ候補」の一人は、現在前期リーグが行なわれているBCリーグの監督です。そんな記事を見たら、そのチームの選手やファンだっていい思いはしないでしょう。
 そういう事も配慮せずに、情報を垂れ流す経営陣も経営陣ですし、その記事をそのまま書くスポニチもスポニチです。一応、「新聞」なのですから、そんな垂れ流し記事を書く暇と紙面があるのなら、「本社が調査」と発表したまま放置されている怪文書問題についての独自取材でもしてもらいたいものだ、と強く思いました。

2009年06月24日 23:21