2008年09月19日

500系新幹線と「日本海」

[ 交通 ]

 今日から一泊で大阪へ出張です。前日の晩に時刻表を見たところ、ちょっと早起きすれば、500系新幹線に乗れる事が分かり、それを予約しました。この車両は極めて低い車高と、独特の前面形状が、他の新幹線とは一線を画しています。一度は乗ってみたい車両でしたので、数十分の睡眠時間と引き替えに予約しました。
 駅で見たとき、明らかに他の新幹線と違う形状に感銘を受けました。乗った後はずっと寝ていましたが、降りたときは、出発まで見送り、その独特の形状を堪能しました。

 そして新大阪からは各停に乗ったのですが、ちょうど向いに、青森からやってきた、寝台特急「日本海」が入ってきました。この列車は、私が最初に時刻表を読み出した30年前から、名前・運行経路・使用する機関車および客車が変わっていないという、鉄道界のシーラカンスみたいな列車です。
 そして、複々線のため、私の乗った各停と併走しました。さすがに、30年前そのままの客車列車より、比較的新しいこちらの電車のほうが性能的にはずっと上です。そのため、各停が特急を追い抜きながら淀川を渡る、という形になりました。
 そこで、追い抜きながら「日本海」の全車両を見ることができました。意外に乗車率は良く、7割くらいの寝台が、人がいるもしくは、人がいた形跡がある、という感じでした。
 その終着直前の寝台車の様子は多種多様でした。それを追い抜きながら見ることができた事、およびその乗車率からこの列車の存続は安泰だという事を確認できたのは、かなりの幸運でした。

2008年09月19日 00:36