2008年09月29日

息詰まる投手戦を落とし、再び4位に

 札幌で行なわれた、北海道-千葉はダルビッシュ投手と小林宏之投手が先発。今日は、昨日代打適時打を放った福浦選手が、久々に三番でスタメン復帰しました。
 初回、1死から早川選手が詰まった内野安打で出塁するも、盗塁失敗もあって三人で終わります。一方、その裏、小林宏投手は、先頭の田中選手に安打され、犠打と外野フライで三塁まで進まれましたが、0点に抑えます。
 初回は、ともに走者が出ましたが、2回からは完全な投手戦になります。ダルビッシュ投手が、2回を三者連続三振に打ち取るなど4連続三振を見せると、小林宏投手も、三者連続三振で、ともに2回から4回まで走者を一人も出しません。

 そして迎えた5回表、先頭の里崎選手はバットを折られます。しかし、続く橋本選手が左中間を抜き、この試合初の長打を放ち、1死2塁とします。ところが、続く大松選手がまたもやバットを折られて、二塁真っ正面のライナーに。橋本選手が戻れず、結局、この回も三人で終わってしまいます。
 その裏、小林宏投手は、1死から小谷野選手に、足元を抜かれそうな当たりを打たれます。しかし、ここで得意の足技が久々に炸裂。左足スパイクの一番堅いところに当てた球は真上に上がり、それを取って一塁に送球してアウトにします。
 続く6回、千葉はまたもや三者三振に打ち取られます。するとその裏、小林宏投手は二死を取りましたが、そこから田中選手に右中間スタンド最前列に入る11号ソロを喫し、ついに均衡が破れます。
 そして、直後の7回表、一番からの好打順ながら、簡単に二死を取られてしまいます。この時点でまた19時半くらいだったので、「これはこのまま1時間台で終わるのか?」とも思っていました。
 ところが、続く福浦選手が、フルカウントから両チームあわせて初めてとなる四球を選びます。すると、続く里崎選手が三遊間を抜いて1・2塁で。ここで、今季、対ダルビッシュ投手打率五割で打点5と相性のいい橋本選手が、右翼線に適時二塁打を放ち、二死無走者から追いつきます。
 続く8回表も、1死からオーティズ選手が二塁打を放ちましたが、ここは得点に結びつきません。
 するとその裏、小林宏投手は、先頭の糸井選手に二塁打を打たれます。続く鶴岡選手の犠打はフライに打ち取りますが、久々の一軍復帰を果たした坪井選手に安打で続かれ、1・3塁となります。
 ここで、ここまで2安打1本塁打の田中選手が打席に立つと、千葉は二番手に川崎投手を起用します。その田中選手の打球は二塁ゴロとなりますが、これを塀内選手が取り切れず、バックホームするも、糸井選手の足が速く、勝ち越し点を許してしまいます。
 そして9回もダルビッシュ投手の前に三人で打ち取られて試合終了。観客数は連日の満員となる4万2千126人でした。1対2で敗れて連勝が止まり、再び4位となりました。残り3戦を全勝すればCSには進出できますが、3位以下も決まってしまっています。
 小林宏投手は、12敗目となりました。ただ、今日は低めに落ちる球が冴え、昨年の好調時を思い出させるような内容でした。この調子で、CSに出場できた暁には、雪辱を果たしてもらいたいものです。

2008年09月29日 23:44