2008年09月08日

餃子ドッグとスペーシアきぬがわ

[ 交通 ]

 日帰りの仕事で川治温泉に行きました。行きは車となり、途中、大谷パーキングエリアで昼食となりました。
 売店を見ると、餃子の町・宇都宮らしく、「餃子ドッグ」「餃子入りおにぎり」「餃子スープ」などというメニューが書かれていました。不思議なことに、普通の焼餃子や蒸餃子などはありません。
 どれも奇妙でしたが、一番目立っていた「餃子ドッグ」を頼むことにしました。作りは極めて簡単で、ホットドッグ用のパンにレタスと餃子をはさんで、トースターで焼いたものです。本来、「ドッグ」とはソーセージの意味らしいので、どこが「ドッグ」なのかよく分かりません。

 見本ではマヨネーズが全面にかかっていたのですが、嫌いなので抜いてもらいました。トースターから出たのを渡された際に、「お好みで醤油とラー油をかけてください」と言われました。
 醤油だけかけて食べたのですが、特に美味くもまずくもありませんでした。ただ、やはり、パンと餃子はあわない、というのが率直な感想でした。

 帰りは鉄道でした。14時25分頃に出たのですが、調べたところ、歩いて20分のところにある川治湯元駅に出て各停に乗るか、仕事先の前にある停留所を15時10分に出るバスに乗れば、東武特急に乗り継いで18時には会社に戻れます。
 一方、歩いて30分の所にある川治温泉駅を14時46分に乗る快速に乗れば、JR東北線に乗り入れる特急に乗り継いで、17時半には会社に戻れます。
 冷静に考えれば、18時に着くように動くところです。しかしながら、まだこの東武-JRの直通特急に乗った事はありません。そこで、1.5倍の速さで歩けば大丈夫、と思って、川治温泉駅に出ることにしました。
 山の中なので、東京ほどではありませんが、そこそこ暑さが残ります。その中を、早歩きで進むのは少々大変です。さらに、この道を歩くのは初めてですから、一歩間違えれば迷う可能性すらあります。しかし、「直通特急」の魅力がリスクを上回りました。
 そして、何とか3分くらい前に川治温泉駅に到着し、無事、直通特急「スペーシアきぬがわ」に乗れました。とはいえ、東武の区間も、JRの区間も何度か乗っており、初乗りになるのは、両線をまたぐ、栗橋駅構内だけです。
 駅に近づくと、「JRに入る際に、一旦停車します。また、電気や冷房が止まる事があります」というアナウンスがありました。同じ直流で電圧も同じはずですが、デッドセクション区間が設けられているようです。このあたりの理由は、最近の鉄道技術は全然分からないので、想像できませんでした。
 そして実際、数秒ですがほとんどの電気が消えました。そして、ちょうど東武とJRの線路に挟まれた場所で停車しました。鉄道会社が変わるので、乗務員も交代するための停車です。わざわざ、専用の「乗務員交代用の台」が設置されており、そこに東武の人が降りて、代わりにJRの人が乗ってきました。
 そして、動き出してしばらくすると、JRの線路に合流。しばらくすると、先ほどまで走っていた東武の線路がオーバークロスして、左側に去っていきました。そのまま、普通に電車はJRの路線を進んでいきました。
 デッドセクションに専用の乗務員交代台など、短いながらも面白いものを見れました。ほんの数分の事でしたが、頑張って川治の山道を歩いた甲斐がありました。

2008年09月08日 23:37