2008年09月21日

今月三度目の五割復帰

 千葉-東北戦を見に行きました。17時ちょっと過ぎに幕張本郷駅のバス停に行ったところ、朝の通勤時間を彷彿するような行列ができていました。そして、球場直通バスは連接であるにも関わらず、ぎゅうぎゅう詰めでした。
 試合のほうは、成瀬投手と木谷投手が先発。右の木谷投手相手でしたが、純粋な左打者は三番の橋本選手・7番指名打者の福浦選手・9番二塁の塀内選手だけという、右中心の打線で、大松選手もスタメンから外れていました。

 初回、成瀬投手が三人で終えると、その裏、昨日足を痛めて途中交代しながらも今日もスタメン出場した西岡選手が中前打を放ちます。続く早川選手は当たりそこねながら、内野安打で無死1・2塁とすると、橋本選手が中前に弾き返してまず先制します。さらに、続くサブロー選手も中前に弾き返し、四連打となって2点目を挙げます。
 続くオーティズ選手は併殺に打ち取られますが、ズレータ選手がバックスクリーンに8号2ランを放ち、初回に4点を挙げました。
 直後の2回表、成瀬投手は1死から山崎武選手を歩かせると、続く中島選手に二塁打を喫します。しかし、後続を抑え、この1死2・3塁を0点に抑えます。
 そのまま4対0で迎えた5回表、成瀬投手は簡単に2死を取ります。ところが、続く嶋選手の三塁ゴロをオーティズ選手が失策すると、連続四球で2死満塁としてしまいます。
 ここで東北は、勝負強い高須選手を代打に送ります。その高須選手の当たりは、右中間に飛びますが、早川選手が俊足を飛ばして好捕します。抜ければ1点差だっただけに、大きな守備でした。
 東北は木谷投手をあきらめ、3回から継投に入ります。そして5回に西岡選手が、チームにとって初回以来の安打となる二塁打を放ち、犠打で三塁に進むと、橋本選手にワンポイントで佐竹選手をぶつけます。そして、抑えられると、今度は小山投手を起用。この細かい継投の前に追加点を奪えません。
 成瀬投手は6回まで四球を三つ出しながらも、東北打線を1安打無得点に抑えます。しかし7回表、先頭の中島選手を歩かせると、1死から嶋選手に二塁打を打たれます。ここで東北は代打にリック選手を起用し、犠飛で1点を返されます。しかし、成瀬投手は後続を抑え、最少失点でとどめてこの回で降板しました。
 8回表をシコースキー投手が三人で抑えると、その裏、この回から登板の有銘投手に対し、1死からサブロー選手の放った当たりを、途中から中堅に入っていた中村選手が飛び込むも取れません。一瞬、ランニング本塁打を期待しましたが、バックアップが良く、三塁打に止まりました。
 そして、2死後にズレータ選手を迎えると、東北は敬遠で1・3塁とします。そして、福浦選手の打席で堀選手を代打に起用すると、それにあわせて、右の川岸投手に交代。対して、千葉が代打の代打で大松選手を起用すると、なんとここも敬遠で満塁とします。そして、続く大塚選手が三振に打ち取られ、ここでも追加点を取れません。
 そして9回は荻野投手が三人で抑えて試合終了。4対1で勝って、今月三度目の五割復帰と、二度目の単独三位になりました。また、成瀬投手は7月12日以来となる白星を挙げています。観客数は2万8千6百人ほどでした。
 ヒーローインタビューは成瀬投手とズレータ選手でした。インタビューア氏は「7月12日ぶりの勝利」などという、不可解な日本語を使う人で、ズレータ選手にも、「昨日の勝ち越し機では凡退しましたが」などと妙な質問をしていました。
 そして、最後はズレータ選手の「幕張ファイヤー」を成瀬投手にもやるように要求していました。もちろん、予定外の事であり、成瀬投手はその場で練習をしてから「共演」していました。その後、ステージにも登場しましたが、「しゃべるのは得意だが、このテのパフォーマンスは苦手」と言っていました。このインタビューア氏には、正しい日本語と、選手に対する最低限の礼儀を習得して貰いたいものだと強く思った次第でした。

2008年09月21日 00:20