2008年09月24日

快勝で対合併球団連敗を止める

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-千葉は岸田投手と渡辺俊介投手が先発。今日は昨日スタメンから外れた橋本選手が、四番指名打者で入り、三塁には再登録されたばかりの細谷選手が九番で入りました。
 2回に先頭の橋本選手が安打し、内野ゴロで進んだ後、大松選手の適時打で先制し、さらに早川選手の適時打で2点目を挙げます。

 一方、渡辺俊投手はその裏に2死満塁とするも何とか抑え、その後も得点を許しません。
 3回の無死1塁は不運なライナーゲッツーで逃した千葉打線ですが、5回に先頭の早川選手が二塁打を放つと、続く細谷選手が一軍では5ヶ月ぶりとなる適時打を放って追加点を挙げます。さらに続く6回にはベニー選手が2ヶ月ぶりとなる5号2ランを放って突き放します。
 渡辺俊投手は7回まで4安打無失点に抑えます。しかし8回、2死2塁から適時打されて失点し、ここで降板しました。
 しかし後続は川崎投手が抑え、9回には調整登板の加藤投手から、早川選手が本日4安打目を放って出塁すると、続く細谷選手が本日2打点目の適時打を放ってダメ押し。その裏はセーブがつかない場面ながら荻野投手が登板し、三人で抑え、6対1で勝っています。
 これで再び五割に戻しまし、最終戦で対合併球団の連敗を5で止めました。観客数は2万4千7百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-東北は平野投手と朝井投手が先発。3回に2点を勝ち越した東北が、7回に1点差に迫られるも、直後の8回に2点を取って突き放します。
 ところがその裏、ここから登板のグウィン投手が崩れ、犠飛と適時打で1点差に迫った後、後藤選手が3点適時二塁打を放って逆転に成功します。
 このあたりで時点で千葉が勝ったため、埼玉のマジックは1に。そして、9回は今季所沢では失点0のグラマン投手が登板します。
 ところが、2安打と失策で1死満塁とすると、代打の藤井選手に押し出し四球を出して所沢初失点。さらに、続くフェルナンデス選手がバックスクリーンに逆転満塁本塁打を放ちます。
 その裏は前の回に逆転打を打たれた川岸投手が三人で抑えて試合終了。優勝がかかった球団が、最終回に2点差をひっくり返される、というのはかなり珍しいのではないでしょうか。
 というわけで、埼玉の優勝は明日の千葉戦に持ち越しとなりました。予告先発は涌井投手と久保投手です。久保投手は、昨年、北海道の優勝のかかった試合にも先発し、敗戦投手になっています。ここのところ、好投が報われない登板が続きますが、昨年の屈辱を晴らすためにも、CS進出するためにも、何とか意地を見せて久々の勝利を挙げてほしいものです。

 福岡で行なわれた福岡-北海道は杉内投手と武田勝投手が先発。3回に森本選手の適時打で北海道が先制し、4回には連続本塁打もあって着実に加点します。
 福岡は9回に小斉選手が2号2ランを放ちますが、時既に遅く、5対2で北海道が勝利。最下位東北とのゲーム差が0.5となっています。
 そして、試合終了後には王監督が辞任会見をしました。シーズン前から今季が最後と宣言していたとはいえ、やはり寂しいものがあります。
 2006年のWBC制覇はもちろんですが、14年の在任中に優勝3回で日本一2回、また、プレーオフで敗れたものの、勝率1位が2回あったわけです。しかも、就任時は連続Bクラスの記録を作るような球団だっただけに、その手腕の高さには改めて驚かされます。
 今振り返っても、2005年の優勝も、王監督率いる福岡が強かったからこそ、より感動的だったと言えます。そして、直後のWBCの采配では、打線の組み替えや代打起用など、驚異的な采配に、今度は応援する側として感心させられました。まさしく「世界一の監督」にふさわしい人だったと思います。
 今後、どうされるか分かりませんが、体に気をつけながら、末永く野球界で活躍していただきたいものだと、強く思っています。

2008年09月24日 00:15