2008年03月27日

猛追を凌ぎ、連敗を止める

 福岡で行われた福岡-千葉は甲藤投手と久保投手が先発。今日の打線は対右という事で、福浦選手・大松選手が復帰して3・4番に入りました。また、橋本選手もスタメンに戻り、打撃不振のズレータ選手は8番に入りました。
 初回、いきなり西岡選手と早川選手の連続二塁打が出て、あっさり先制します。さらに走者をため、1死1・3塁としますが、オーティズ選手の痛烈な当たりを松田選手に好捕されて併殺となり、1点に止まります。

 さらに3回、先頭の今江選手が安打すると、続く西岡選手が今季チーム初となる1号2ランを放って追加点。さらに走者をためて、オーティズ選手が適時二塁打を放ち、この回3点を追加します。
 久保投手は3回まで1安打投球。続く4回に2死無走者から安打されると、連続四球を出してしまい、自ら満塁の危機を作ってしまいます。しかし、続く田上選手を抑え、ここも0点にとどめます。
 直後の5回表にオーティズ選手に1号ソロが出て、これで5対0と差がつきます。これは快勝ペースかと思われたのですが、その裏、2死1・3塁から塁を飛び出した多村選手を挟殺する間に三塁の川崎選手に帰られ、1点を返されます。
 さらに続く6回、ここまで4安打投球だった久保投手は、先頭の松中選手を歩かせ、続く柴原選手に安打されます。ここであっさりと久保投手をあきらめてシコースキー投手に代えますが、これが大誤算。安打で無死満塁とした後、レストビッチ選手に三塁線を破る2点適時二塁打を打たれ、1死も取れずに降板となってしまいました。
 さらに無死2・3塁という一打同点の危機で、三番手として昨日プロ初登板を果たした伊藤投手が登場しました。そして、昨日に続いて田上選手を打ち取り、続く本間選手にバウンドの高い当たりの内野安打で1点差にはされたものの、なお続く同点の危機で川崎選手と本多選手を打ち取ります。
 続く7回も、先頭の多村選手に安打されたものの、松中選手以下三人を抑え、福岡の反撃ムードを断ち切りました。
 8回にともに4安打目となる今江選手と西岡選手の連打で作った追加点機は逃します。しかしその裏はアブレイユ投手が、相手の走塁ミスもあって0点に抑えます。そして9回、1番からの打順で荻野投手が登板。2死から内野安打されたものの、最後は松中選手を打ち取り、5対4で千葉が勝ちました。無死2・3塁の同点機を凌いだ伊藤投手は、プロ初ホールドを挙げると同時に、ヒーローインタビューも受けました。
 福岡はこれで開幕からの連勝が5で止っています。観客数は2万7千7百人ほどと、昨日よりは増えたもののやはり三万人を切ってしまいました。

 札幌の北海道-埼玉は吉川投手と岸投手という二年目対決。北海道は、初回の無死1塁を盗塁失敗で、2回の無死1・2塁を牽制と、いずれも活かすことができません。
 直後の3回表、細川選手の二塁打を足がかりに、赤田選手の適時打で埼玉が先制します。さらに4回には中村選手、5回にはブラゼル選手と一発攻勢をかけて追加点を重ねます。
 岸投手は北海道打線を7回1四球に抑えて完封で今季初登板を飾っています。観客数は1万9千2百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団-東北は光原投手と永井投手が先発。初回に先制した東北が、続く2回に渡辺直選手の2点適時打と、フェルナンデス選手の1号ソロなどで一挙に5点を追加し、早々と光原投手をKOします。
 さらに、風邪で出遅れていた山崎武選手の今季1号ソロなども出て、東北は大量11点。投げては永井投手が合併球団を4安打無四球に抑え、プロ初完封を飾っています。観客数は1万1千人ほどでした。

2008年03月27日 00:04