2007年03月18日

オープン戦、マリーンズ、ホークスに敗れる

[ 野球 ]

 今日は千葉でのオープン戦・マリーンズ対ホークスをTV観戦。オープン戦も今日を含めてあと3試合。また、対同一リーグは今日が最後になります。
 昨日、必勝リレーを披露しただけに、今日も開幕戦に近いオーダーで臨むと思いきや、今日のマリーンズ打線はかなり意外な布陣でした。端的に言うと、2005年アジアシリーズ・対中国戦に近い印象です。
 昨日、クリーンアップを打ったうち、奥さんの出産で里帰りのベニー選手は仕方ないとしても、ズレータ選手・里崎選手ともベンチです。というより、二日連続のスタメンは今江選手とTSUYOSHI選手のみ。しかもともに序盤のはやい回で交代していました。
 さらに、左の和田投手が予想される中、スタメン9人中4人が左打者です。シーズン中なら、対左投手の場合、福浦選手を除いて皆右打者、という事もあるだけに、特に異彩を放っています。対するホークスがベストメンバーに近い形できているだけに、より目立ちます。

 試合のほうは、小林宏之投手と和田投手の先発で開始。小林宏投手は、初回に2死から安打と四球で走者をためますが、続く小久保選手を打ち取って無失点。その後も、毎回のように走者は出すものの、得点は許しません。
 一方、和田投手は、2回まで無走者投球。3回に塀内選手のポテン安打と、平下選手の巧いセーフティバントで走者を二人ためますが、後続を断ちます。1イニングの投球回数は10球程度と、巧みな「打たせて取る」投球を見せます。
 ところが、意外にも先制したのはマリーンズ。4回1死から、四番に抜擢された竹原選手が、初球を左翼席に運びます。昨年まで、ファームでは活躍するものの、一軍には定着できなかった竹原選手ですが、この和田投手相手の本塁打は、今季の活躍を予感させられるものがありました。
 しかし、和田投手はその後は相変らず完璧に近い投球。一方の小林宏投手も、要所は締め、1対0の投手戦のまま、終盤を迎えます。
 マリーンズは7回から二番手の小宮山投手が登板。走者を一人出すものの、円熟の投球で無失点に抑え、出遅れを感じさせない仕上がりぶりを見せてくれました。
 続く七回は、新人の松本投手が登板。川崎選手・多村選手といったところを抑えてあっさり二死を取りますが、続く松中選手が二塁打。さらに小久保選手にも右中間を抜かれて追いつかれると、代打で登場の江川選手にも二遊間を抜かれ、一気に逆転されてしまいます。さらに松本投手は、二死満塁としてしまいますが、ここは本多選手を打ち取り、大量点は防ぎました。
 ホークスの継投は8回が藤岡投手、9回が馬原投手とこれも本気モード。マリーンズも9回に黒木投手が好投し、喝采を浴びましたが、打線が最後まで働かず、結局1対2で逆転負けを喫しました。
 
 まあ、今日はスタメンを見ても分かるように、打撃陣は開幕一軍への最後のふるいわけ、という感じでした。相手も和田投手なわけですし、この得点は仕方ないとも言えるでしょう。とりあえず、竹原選手にとっては大きな収穫があったと思います。また、小林宏投手も、日ごとに仕上げていっている感じ。今年は開幕二戦目の登板となりそうです。
 観客数は2万1千人ほど。オープン戦である事を考えれば、かなりの集客と言えるでしょう。

2007年03月18日 20:57