2007年03月10日

ジャイロボールほか

[ 野球 ]

 レッドソックスの松坂投手が「ジャイロボール」なる球を投げるとか投げないとかが、ちょくちょく報道されます。一年前に世界一になった国のエースとしてMVPを取ったほどの選手なわけですから、メジャーでの実績がゼロとはいえ、アメリカのスポーツマスコミが騒ぐのはわかります。
 しかし、それを日本のマスコミが一緒になって報じるのを見ると、何だかな、と思います。松坂投手は8年間もライオンズで活躍していたわけです。私も何度か球場やTV中継で見ましたが、調子のいい時の投球は本当に驚異的でした。2005年の試合で、絶好調のマリーンズ打線を抑えた試合があったのですが、その時など、速球みたいな球がワンバウンドし、それを不思議なくらいに打者が空振りしました。それが「スライダー」だと解説者が言っていたのを聞いて驚いた記憶があります。

 そのスライダーが今言われている「ジャイロボール」なのかどうかは分かりません。しかし、それまで松坂投手が活躍していた場である日本のマスコミは、その「ジャイロ」と呼ばれる球が、何を意味しているらしいのかくらい、日本でのデータを元に説明できなければおかしいのではないでしょうか。それを、アメリカのマスコミと同じ視点で「果たして、松坂投手は『ジャイロボール』を隠し持っているのか」などと書いているのを見ると、いかにこれまでライオンズ戦をきちんと取材していなかったのかを自ら宣伝しているのと同じなのでは、と思ってしまいました。

 ところで、西武球団が、スカウトしていたアマ選手に「栄養費」を支払っていたことを公表しました。この時期にいきなり、という事は、どこかでマスコミか何かにばれたため、機先を制して公開した、という事なのでしょうか。
 いずれにせよ、まさかこれが、極めて稀な不祥事だと思う人はそうはいないでしょう。まあ、現状の制度が続く限り、このテの不正がなくなる事はないでしょう。解決策としては、完全ウェーバー制でドラフトを行い、指名された球団への入団を拒否したら、4年間はプロ入団不可、とでもするよりないのではないでしょうか。
 あと、スポーツマスコミには、ドラフト前から特定球団に異常な執着をもやして指名された入団拒否するような輩を「ジャイアンツ愛の思いが勝った」などと当然の事であるかのように報じる事はやめてもらいたいものです。仮にも、報道機関なのですから、「なぜその輩は異常なまでにその球団に執着するのか」という原因を取材するような姿勢を持ってもらいたいものです。

2007年03月10日 00:10