2006年10月11日

PO第2ステージ緒戦、ファイターズが勝利

[ 野球 ]

 パリーグの最終決戦となるプレーオフ第2ステージが始まりました。今年からの新制度により、ファイターズに1勝のアドバンテージがついての戦いですので、ファイターズが2勝すればいいところをホークスは3勝しなければなりません。
 先発はダルビッシュ投手と杉内投手。今季対ホークス自責点ゼロのダルビッシュ投手ですが、いきなり川崎選手と大村選手に連打され、犠打で1死2・3塁とした後、松中選手にプレーオフ7打点目となる犠飛が出てホークスが先制します。さらに敬遠の後に四球でホークスは2死満塁としますが、ここはダルビッシュ投手がカブレラ選手を抑えます。ファイターズはその裏に1死1・2塁、続く2回には無死1塁から1死2塁と同点期を作りますが、いずれも得点できません。

 しかし続く3回、先頭の森本選手が安打で出ると、田中賢選手が犠打で送り、小笠原選手が歩いた後、セギノール選手が三遊間を抜いてファイターズが追いつきます。さらに二死後には新庄選手が右前に安打を放って一気に逆転します。
 ホークスは2失点の杉内投手を3回であきらめ、第1ステージに続いての早めの継投を見せ、ファイターズ打線に追加点を許しません。しかし、初回こそ悪かったダルビッシュ投手は尻上がりの好投。2回からはホークス打線を抑えます。
 そして迎えた7回裏、三番手の神内投手が2死2塁から四球を出すと、ホークスは第1ステージで2勝した柳瀬投手を投入。セギノール選手は歩かせて満塁としたものの、稲葉選手を打ち取り、追加点を許しません。
 しかし続く8回裏、1死から飯山選手が四球を選ぶと、鶴岡選手が一塁線を抜いて1・3塁に。柳瀬投手はプレーオフ3戦目にして初被安打となりました。続く5番手は藤岡投手が登板。しかし、この第1ステージの必勝リレーは功を奏さず、金子選手が詰まりながら中前に落とし、大きな追加点をファイターズが取りました。
 ダルビッシュ投手は5安打5四死球で1失点。これまでなら8回から継投が始まるところですが、今日は続投。そして9回にもマウンドに上がり、1死から安打されますが、後続を抑え、1失点で完投勝利。ファイターズが大きな一勝を挙げ、リーグ制覇まであと1勝としています。観客数は4万2千3百人ほどでした。
 これでファイターズは断然有利となりました。ただ、ホークスは一昨年のプレーオフ開始から今年の第一ステージまで、「勝っても優勝にはならないが、負けると今季が終わる」という試合は5戦5勝です。果たして、明日、札幌初の胴上げが実現するのか、それとも三年連続の福岡最終決戦に持ち込まれるのか、楽しみです。

2006年10月11日 23:51