2006年10月21日

マリーンズミュージアムと秋季練習

[ 野球 ]

 マリンまで散歩に行ったついでに8月の開館した「マリーンズミュージアム」に初めて行きました。遠くから見ると、一見、休んでいるようにも見えましたが、近づいてみるとちゃんと開館していました。入場料無料という「非営利施設」という事もあるのでしょうが、もっと開いていることを強調してもいいのでは、とも思いました。
 中の施設については、無料にするのが勿体ないほど充実していました。まず一階にはマリンスタジアムを体験できる展示もあり、人工芝・フェンス・ブルペン・ダグアウト・ロッカーなどの実物大模型がありました。面白いのは、これまた実物大の「ストライク・ボール表示訪灯」で、ボタンを押すとランプがつくのですが、一つ一つにバレンタイン監督の声が入ります。ボールを先行させると、「もっと練習しなさい」みたいな事を言う、という凝った作りになっていました。
 また、スコアボードの選手紹介や観客席の映像なども流れています。球団歌が流れた時に、近くにいた親子連れの女の子が嬉しそうに歌い出しており、あらためてマリーンズが根付いているのだな、と思いました。

 二階は「歴史部門」となっており、「毎日オリオンズ」創設から、現在に至るまで、様々な資料が展示されています。かつての本拠地である東京スタジアムや川崎球場の模型、さらには、「川崎球場のラーメンと肉うどん」の模型まで展示されていました。
 基本的には選手や球団に関するものですが、それに並んで、「作中でロッテオリオンズと戦った」という理由で「アストロ球団」の単行本まで展示していたのには笑いました。
 そして下に降りるとグッズショップになっていました。海浜幕張駅前の店は狭く、球場内の店は広いものの試合のある日にいくと混雑しているのでで、初めて落ち着いて球団ショップを見ることができました。
 驚いたのは、野球帽のコーナーで、本来の帽子の他に、多種多様の野球帽に「M」マークがついていたものを売っていました。中には、いくら「M」マークがついていても、ここまでいくと、マリーンズの帽子とはかけ離れているだろう、と言いたくなるようなデザインのものもありました。
 結果的に何も買いませんでしたが、この広さで落ち着いて見れたのは嬉しいことでした。そのうち、メッシュジャージでも買おうか、と思っています。

 ミュージアムを出て、ブルペンのところから球場をちょっとのぞいたら、音楽が流れていました。秋季練習のBGMなのでしょうか。一年前の今頃は日本シリーズをやっていた事を考えると、寂しいものがあります。ぜひとも、この昨年よりずっと長いシーズンオフを生かし、来年につなげてほしいものだ、と思いました。
 その後、浜辺を散歩しました。波打ち際に行こうとすると、ちょうどランニングをしている二人組がこちらへ向かってきました。しかも、うち一人は胸の所に自分の名前が、肩の部分には背番号が記載されたジャージを着ており、明らかにマリーンズの選手です。
 別の選手の日記で「海岸をジョギング」などと書いてあったので、そういう事もあるのか、とは思っていましたが、まさか目の前を走るとは思わず、驚きました。というわけで、なかなか貴重なものを見ることができました。
 なお、球場敷地から、浜辺まで、少なからぬ子供がキャッチボールをやっていました。このような情景を見ていると、せっかく場所もあるのだから、こういう時期でも球団主催の野球教室とかやったら好評になるのでは、などと思ったりもしました。

2006年10月21日 20:27