2006年10月16日

井川投手、最後の最後で奪三振一位に

[ 野球 ]

 今日でセリーグも終了。神宮のスワローズ対タイガースは石川投手と井川投手が先発。開幕戦と同じ顔合わせが閉幕戦でも実現しました。タイガースは初回に2死1塁から金本選手の26号2ランで先制。さらに6回には林選手の5号ソロで追加点を挙げます。
 一方、この最終戦で三振を10奪えば川上投手と並んで奪三振王となる井川投手は、初回にリグス選手と岩村選手から連続三振を奪うなど好調の立ち上がりで、4回まで無安打投球をします。

 そして8回に先頭打者を三振に打ち取り、最多タイまであと3としますが、そこから三連打で1死満塁に。しかし、続くリグス選手を打ち取り、結局無失点。しかし、井川投手の表情は冴えなかったそうです。
 そして9回、岩村選手とラミレス選手を連続三振に打ち取り、「あと一つ」に。そしてそこから安打と四球で走者を二人出しますが、最後の代打・田中浩選手を三振に打ち取り、ぴったり同数で奪三振一位に並び、完封で14勝目を挙げてシーズンを締めくくりました。というわけでタイガースが3対0で勝ち、最終戦を制しています。観客数は1万9千9百人ほどでした。
 タイガースは結局首位から3.5ゲーム差の2位に終わりました。とはいえ、2年間での平均順位が1.5というのは、1938-39年以来、67年ぶりいう快挙でした。ここ4年間のパターンですと、来年も優勝となる可能性が高いので、期待したいものです。その一方、井川投手の去就も気になるところ。私としては、井川投手がやりたいところで投球をしてくれるのが一番だと思っていますが・・・。

 広島のカープ対ドラゴンズはダグラス投手と佐藤充投手が先発。ドラゴンズ2点リードでむかえた5回裏、ここを抑えれば10勝目となる佐藤充投手ですが、1死から6連打を喫して5点を取られて逆転。二桁ならずと同時に、新人王および日本シリーズのローテーション入りも厳しくなった感じです。そしてカープ2点リードで迎えた9回裏2死から、FA権を取得して去就が注目されている黒田投手が登板。三振に打ち取り、セーブを挙げています。果たしてこれが「カープ最後の登板」となるのでしょうか。個人的には残留してほしいものですが・・・。
 というわけでカープが7対5で勝って最終戦を飾っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2006年10月16日 23:53