2006年10月01日

マリーンズ、最終戦を白星で飾る

[ 野球 ]

 本日、仙台でイーグルス対マリーンズ戦が行われました。パリーグレギュラーシーズン最終戦となります。イーグルスは今季をもって現役を去る飯田選手とカツノリ選手の引退試合としました。
 先発は岩隈投手と清水直行投手。ともに、上々の立ち上がりを見せますが、3回表に1死を取った後、岩隈投手がマウンド上でおかしそうな仕草をします。そして西岡選手に四球を出したところで指先の違和感で降板してしまいました。急遽登板の渡辺投手に対し、すでに二年連続盗塁王を決めている西岡選手はすかさず盗塁しますが、後続が抑えられます。
 しかし、続く4回、1死から、来期の契約締結が発表されたばかりのベニー選手が左翼席に第17号ソロを運び、先制します。
 5回にイーグルスは1死から本日最後となるカツノリ選手の安打から2死1・3塁とし、これまた本日最後となる飯田選手が打席に。しかし、ここは清水直投手が抑えます。しかし、続く6回裏、2死1・3塁から山崎武選手の内野ゴロが併殺崩れとなり、イーグルスが追いつきます。しかし、清水直投手はさらに安打されて2死1・2塁とされますが、ここは抑えます

 そして直後の7回表、この回から登板の小山投手に対し、1死からサブロー選手が左翼席に9号ソロを放ち、すぐさまマリーンズが勝ち越します。
 さらに9回表、先頭のベニー選手が安打で出ると、代走の根元選手がすかさず盗塁。イーグルスの捕手はこの回が現役最後の守備となるカツノリ選手ですが、容赦しません。さらに三盗も決めて1死1・3塁とし、併殺崩れの間に追加点と、カツノリ選手の弱肩につけこんでの得点となりました。
 その裏も清水直投手がマウンドに。2死から安打され、打席には代打のリック選手。ここで出塁すれば、1番に入っている飯田選手にプロ最後の打席がまわってきます。次打者席に立っている飯田選手は感極まりつつある感じでしたが、清水直投手は冷静に打ち取り、試合終了となりました。
 すでに消化試合ですが、引退を決めている選手に気を遣うどころか、弱点をつきまくったわけです。もちろん清水直選手には記録がかかっていたわけですし、根元選手にも来期へのPRのために実績を増やさねばならない場面ですから、当然と言えば当然です。しかしながら、改めてプロの厳しさを感じさせられました。
 というわけで、マリーンズは最終戦を白星で締めました。清水直投手は5年連続二桁となる10勝目を挙げています。観客数は2万1千7百人でした。
 これでマリーンズの2006年は終了しました。昨年に比べると1ヶ月半近く早い閉幕です。来年はぜひとも、もっと長いシーズンを戦ってほしいものです。

 激しい雨の中行われた横浜のベイスターズ対スワローズは那須野投手と川島投手が先発。初回にスワローズが那須野投手の立ち上がりを捕らえ、3連打で先制。さらに田中浩投手の適時打に失策も加わって、一挙に3点を奪います。さらに4対0で迎えた5回に、2死1・2塁から米野選手の2点適時二塁打などで4点を取り、8対0と大差になります。川島投手は6回を無失点で遅ればせながら今季初勝利。スワローズが9対4で勝っています。観客数は9千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは姜投手と斉藤投手が先発。高卒新人の斉藤投手はプロ初登板初先発です。ともに5回まで3安打無失点投球と投手戦となります。そしてむかえた6回表、四球の少ない姜投手が先頭の山田選手を歩かせ、さらにボークで2塁に進めます。そして2死後、新井選手に適時打が出てカープが先制します。6回からカープは継投で読売打線を封じ、9回には二番手の久保投手から森笠選手と倉選手のソロ2本でダメ押し。その裏は永川投手が抑え、カープが3対0で勝利。斉藤投手はカープでは初となる高卒新人初登板初勝利を挙げています。観客数は3万5千2百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対ドラゴンズは雨で中止。この代替試合がいつ行われるかも興味深いところです。

2006年10月01日 22:54