2006年10月14日

タイガース、若手主体でカープに敗れる

[ 野球 ]

 両リーグの優勝も決まり、ペナントレースも今日を含めて残り3日となりました。広島のカープ対タイガースは、大竹投手と岩田投手が先発。希望枠入団の岩田投手はプロ初登板初先発です。また、タイガースは捕手に狩野選手、一塁に喜田選手、中堅に赤松選手など、スタメンの半数以上がファームで活躍した選手という若手主体で望みました。

 初回、タイガースは2死無走者から三番に入った鳥谷選手の15号ソロで先制し、さらに1・2塁から喜田選手の適時二塁打で2点を先制します。
 しかしその裏、初登板の岩田投手は1死1塁から前田選手の22号2ランで追いつかれると、さらに新井選手に四球を出した後、連続暴投で三塁まで進まれ、内野ゴロの間に勝ち越しと、独り相撲のような形で逆転を許します。さらに二回も失策もあって無安打で1点を追加されます。
 一方、打線のほうは2回以降は赤松選手の2安打のみに抑えられます。投げては三番手で3年ぶりの一軍登板となった伊代野投手が倉選手に5号2ランを喫し、6対2で敗れました。なお、FAでの移籍を噂されている黒田投手の登板はありませんでした。観客数は2万2千9百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手と村中投手が先発。高卒新人の村中投手はプロ初登板初先発です。その村中投手は2回まで無得点に抑えましたが、3回に福留選手の31号2ランで先制されると、さらに井上選手の適時打などで計4失点。この回で降板しました。その後もスワローズ継投陣を打ち込んだドラゴンズ打線を8点を取ります。投げては大差ながら平井投手さらには岩瀬投手を出すという豪華リレーでスワローズ打線を3安打1失点に抑え、8対1でドラゴンズが大勝しています。観客数は3万2百人ほどでした。

 なお、13日に神宮で行われたスワローズ対ベイスターズはガトームソン投手と門倉投手が先発。6回にスワローズが先制しますが、8回に鈴木選手の代打適時三塁打でベイスターズが追いつき、そのまま1対1で延長12回引き分け。観客数は1万8百人ほどでした。

 セリーグも残るは二日ですが、まだ全試合消化した球団はゼロ。明日、ベイスターズと読売が全試合消化し、明後日に残り4球団が全試合消化と、まんべんなく消化試合が行われている感じです。これはかなり珍しいのではないでしょうか。

2006年10月14日 23:02