2006年10月10日

ドラゴンズ、セリーグ制覇

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対ドラゴンズは姜投手と川上投手が先発。勝てば優勝のドラゴンズは3回に無死2・3塁からウッズ選手が2試合連続となる46号3ランを放って先制します。しかし川上投手はその裏は二岡選手に、さらに7回には高橋由選手と小久保選手の連続本塁打と、ソロ3本を打たれて同点に追いつかれます。
 ドラゴンズは8回の1死2塁を逃しますが、継投陣も読売打線を抑えて延長に。しかし、11回表にも無死1・2塁の勝ち越し機を逃します。引き分けでは優勝は決まらないため、この時点では優勝決定は12日以降に伸びるかと思われました。
 しかしドラゴンズはその裏から岩瀬投手を投入し、2番からの打順を三人で抑えます。そして12回表、先頭の谷繁選手が安打で出塁。そのまま打席に入った岩瀬投手はバントを失敗しますが、そこから荒木選手と井端選手が連打で満塁とすると、続く福留選手が勝ち越しの適時打。さらに続くウッズ選手が前日に続く47号満塁本塁打を放ちます。昨日、チームの打点記録を更新したウッズ選手が今日は本塁打記録を更新しました。さらに1死2塁から奈良原選手にも適時打が出てこの回一挙6点を勝ち越して試合を決めました。

 その裏も岩瀬投手が続投。先頭打者に安打されたものの、そこから2死を取り、最後は代打の木村選手を遊ゴロに打ち取り、試合終了。9対3で勝ったドラゴンズが2年ぶり7度目の優勝を決めました。観客数は4万1千1百人ほどでした。
 落合監督は就任3年目で2度の優勝ですが、ドラゴンズで一つの任期で2度優勝した監督は史上初とのこと。また、昨年は2位ですから、この3年で既に名監督と言える実績を挙げたと言えます。
 タイガースも9月から驚異的な追い上げを見せましたが、やはり今岡選手の長期離脱が大きく響きました。また、昨年話題になった継投陣三人が揃うことがほとんどなかったのに加え、赤星選手の不振などが痛かったと言えそうです。
 一方のドラゴンズは荒木選手と福留選手が一時期離脱したものの、さほど長引きませんでした。今日の中継によると、ある選手が「仮に怪我をしなくても長引かないのはトレーナーのおかげ」と言っていましたが、そのあたりも「強さ」なのでしょう。

 神宮のスワローズ対カープは石井一投手と小島投手が先発。同点で迎えた5回表にカープが好調・広瀬選手の4号2ランで勝ち越します。しかしその裏、先頭のリグス選手が安打するとそこから9番の石井一投手まで8連続安打で一気に逆転。さらに続く青木選手が12号2ランを放ち、プロ野球タイ記録の九者連続安打を放つ猛攻で一挙10点を挙げます。
 その後カープも反撃し、13対6で迎えた9回表に、高津投手から広瀬選手がこの日二本目の5号ソロを放つと、さらに石原選手の適時二塁打も出て5点差に。さらに2死満塁と迫ります。ここでスワローズは5点差ながら館山投手に交代。すると初球が遊ゴロとなって試合終了。館山投手は1球でセーブを挙げました。観客数は1万1千4百人ほどでした。

2006年10月10日 23:31