2006年10月15日

名古屋と神宮で引退セレモニーほか

[ 野球 ]

 セリーグも明日で終了。今日でベイスターズと読売は最終戦です。また、ドラゴンズは本拠地最終戦、スワローズは明日も本拠地で試合はありますが、日曜という事もあり、引退発表した選手のセレモニーがありました。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と岸本投手が先発。引退する川相選手は2番でスタメン。最初はサードでしたが、途中から懐かしの「2番ショート」となりました。最初の打席で安打を放っていました。さらに3回には無死2塁で打席が回ると得意の犠打を決めます。そして続く福留選手の適時打で追いつき、さらに森野選手でドラゴンズが逆転。そして4回からは川上投手が、7回からは山本昌投手が登板するという豪華リレーを披露。既に最多勝を決めていた川上投手が17勝目を、山本昌投手は約10年ぶりとなるセーブを挙げ、2対1でドラゴンズが本拠地最終戦を飾っています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対読売は川島投手と内海投手が先発。こちらは山部投手と土橋選手の引退試合です。イーグルスで引退した飯田選手も含め、1990年代の黄金時代の名脇役たちが去っていく、という感じです。土橋選手は2番セカンドで出場し、4回の三打席目で安打を放ちます。また、山部投手は9回頭に登板し、三振を取ってそれぞれ最後を飾っています。試合のほうは2回に宮出選手の適時打で先制したスワローズが8回に青木選手の適時打で追加点。投げては川島投手が7回を無失点に抑える好投もあり、完封リレーで2対0で勝っています。観客数は1万9千6百人ほどでした。
 なお、本日ホークスがカブレラ選手の解雇と、大道選手・宮地選手・吉田投手・岡本投手・定岡選手の戦力外通告を発表しています。大道選手といえば、1988年に南海ホークスに入団してから、親会社が2回代わる中、唯一「三つのホークス」に在籍した功労者です。しかも、先週のプレーオフ第1ステージ第2戦ではスタメン三番で出場。安打こそありませんでしたが、犠打を決めるなど、チームに貢献しています。それほどの選手にこの時期に戦力外通告をするのはいかがなものでしょうか。来期の戦力外と判断したとしても、もっと違う伝え方があったのでは、と思います。本人は現役続行希望という事なので、どこかで再起を果たしてほしいものです。
 また、昨年ベストナインの宮地選手や、高卒2年目の定岡選手の解雇にも驚きました。新親会社の社風もあるのでしょうが、ちょっと見切りが早すぎるという気がしなくもありません。

2006年10月15日 21:56