2006年10月31日

日米野球・・・

[ 野球 ]

 明日から日米野球という事で、城島選手や井口選手の会見などがありました。両選手を始め、出場する日米各チームの選手には恐縮ですが、率直な話、全くもって興味を持てません。一昨年の時は、TVを見ながら、「これがクレメンス投手の最後の登板です!」と一人で盛り上がっているアナウンサー氏に苦笑したり、井川投手が本塁打を食らったのを見て残念がるくらいの関心でしたが、今年はそれ以下です。
 実際、選手のほうでも盛り下がっているようで、斉藤和投手・松坂投手・藤川投手といった面々をはじめ、多くの選手が早々と辞退を発表しています。

 確かにかつては、大リーグの選手が日本で試合を行う、という事に価値はあったのかもしれません。しかしながら、WBCに比べれば、しょせんは「練習試合」です。高額賞金をうたっていますが、メジャーのトップ選手一人の月給にもならない額をチーム全体に与える、と言われても、盛り上がる要素にならないでしょう。
 だいたい、日程の設定からしてありえません。最終戦はアジアシリーズの前日です。そのため、ファイターズの投手二人が出場辞退し、小笠原選手も途中での離脱を決定しましたが、普通に考えれば当然な事でしょう。はっきり言って、この日程ではどこが日本一になろうと、その球団の選手には出るな、と言っているのも同然です。
 本気で「日米決戦」を盛り上げたいのなら、昨年からバレンタイン監督が言っているように、「ワールドシリーズ優勝チームとアジアシリーズ優勝チームの決戦」を企画・実施してほしいものです。
 なお、日米野球には恒例の「親善試合」があります。何度やってもそこに出てくる単独チームは同じ所です。その結果、ここ2年の平均順位が4.5位という下位球団が出る羽目になりました。こんな事をやれば、より「日米野球」に対する盛り下がりを加速するだけだと思うのですが・・・。まあ、それが分かっていないから、あのような内容・日程で「日米野球」を行い続けるのでしょうが・・・。

2006年10月31日 23:44