2008年10月02日

湯葉そば

 仕事で鬼怒川のほうに行きました。電車からバスに乗換える際に時間があったので、駅前の蕎麦屋で昼食を取ることにしました。
 メニューを見ると、「湯葉そば」というのがありました。自分で夕食を作るときに、うどんに豆腐を入れるくらい、「大豆製品+麺類」の組み合わせが好きな身としては、食べないわけにはいかぬと思い、値段も確認せずに注文しました。
 ところが、出てきた瞬間に、期待を裏切られました。とにかく、つゆが濃いのです。なんか、つけつゆをそのまま熱したのでは、と思えるほどの濃さでした。

 しかも、手打ちと銘打っているそばは、えらく細かく切れており、コシもへったくれもありません。そばをすすらずに、箸で破片をつまんで食べているような感じでした。
 肝心の湯葉も、その濃すぎるつゆの味がしみすぎています。何しろ、層になっている湯葉をかむと、中にしみたつゆが大量に出てくる感じなのです。結局、湯葉そのものの味がよくわかりませんでした。
 結局、1,050円だったのですが、率直に言って、これなら、コンビニでおにぎりでも買って食べたほうが、と思ったほどでした。
 もともと、濃いかけつゆは苦手で、関東でそば屋に行ったときは、もりやざるばかり頼んでいました。それが、ついつい「湯葉」の言葉にひかれて注文してしまったのが失敗でした。あくまでも、湯葉は具であり、主体は「関東風かけつゆのそば」であることを意識していれば、このような結果にはならなかったでしょう。
 そういう教訓を得た点では、1,050円無駄にした価値もあったか、と思えました。

2008年10月02日 01:16