2008年10月23日

埼玉、日本シリーズ進出

 所沢で行なわれたCS第二ステージ5試合目は涌井投手とグリン投手が先発。埼玉が大勝した1試合目と同じ顔合わせになりました。
 グリン投手は初回は併殺もあって三人で抑えたものの、2回に後藤選手の本塁打で先制されます。さらに3回は2死無走者から安打と四球で走者をため、適時打で追加点を奪われると連続四球で押し出して降板。代わった藤井投手も適時打され、昨日に続いて序盤で5対0となってしまいました。

 一方、前回は大量援護を貰いながらピリッとしなかった涌井投手ですが、今日は完璧な投球で、北海道打線に出塁を許しません。7回2死から久々スタメンとなった稲葉選手に安打され、完全試合は途切れたものの、その後も北海道打線を抑え込みます。
 そして終盤にダメ押しして9対0と大差に。涌井投手は結局3安打無四球完封という内容でした。観客数は2万1千7百人ほどでした。
 これでパリーグは3年連続でリーグ1位の球団が日本シリーズに進出する事になりました。2連勝した時は北海道に流れが来たかと思いましたが、両外国人投手の不振が最後まで響いた形になりました。結果論だけ言えば、「なぜ初戦にダルビッシュ投手を起用しなかったのか」とか「第一ステージで好投した藤井投手を先発にしなかったのか」とかになるのでしょう。ただ、それは調整の状態や相性を考えた上に首脳陣が決断したことであり、結果的に埼玉の打線が上回った、というだけの事だと思います。

 一方、セリーグの第二ステージも開幕しました。東京ドームで行なわれた読売-ドラゴンズはグライシンガー投手と山本昌投手が先発。初回にドラゴンズがソロ2本でリードするも、読売が追いついて3対3で終盤を迎えます。
 そして9回表に読売はクルーン投手を起用しますが、2死1塁から和田選手が安打すると、続く中村紀選手が勝ち越し適時打を放ちます。そしてその裏は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが勝っています。観客数は4万4千人ほどでした。

2008年10月23日 01:37