2008年10月04日

シーズン最終戦を白星で締める

 今日で千葉は144試合目。CS出場がないため、12球団で一番早く、今季最終戦を迎えることになりました。
 その最終戦を観戦しに行きました。消化試合とはいえ、最終戦なだけあって人の出だしはかなりのものでした。17時に幕張本郷駅に行った時点で、かなりの行列ができており、直通バスは満員になったうえ、乗れない人がかなりいました。
 とはいえ、入りとしては、平日にしては多い、という程度。これが「CSをかけた試合」だったら、おそらくは満員に近かったのでしょうが・・・。

 試合のほうは、小野投手と片山投手が先発。今日は対左という事もあり、三番に福浦選手が入ったものの、後は右打者が並びました。
 初回に、先頭に起用された田中雅選手がいきなり安打しますが、進められずに先制できません。3回にも先頭の渡辺正選手が内野安打を放ちますが、ここも先制できませんでした。
 一方、小野投手は初回に詰まった当たりの内野安打を、4回には先頭の内村選手に、三塁線上に止まる絶妙のバント安打を喫しますが、走者はその二人だけ、外野に球を飛ばせません。
 しかし、続く5回、先頭の鉄平選手に安打され、犠打で進まれます。すると、今季初スタメンとなる平石選手に適時打されて1点を先制され、さらに四球と内野ゴロで2死2・3塁となった後、内村選手に2点適時打を喫し、3点を奪われてしまいます。
 しかしその裏、勝利投手を意識したのか、片山投手が制球を乱し、先頭の細谷選手に1-3から四球を出します。さらに、渡辺正選手と早川選手の安打で1死満塁とすると、福浦選手と里崎選手が連続で押し出し四球を選んで1点差とします。
 こうなると、流れは完全に変わり、続く竹原選手が左翼線に2点適時二塁打を放って逆転。続く堀選手も中前に2点適時打を放ち、一挙6点を挙げました。
 さらに続く6回には、代打で登場した神戸選手がバックスクリーンに2号ソロを放って突き放します。
 投げては6回から登板の伊藤投手が7回まで無安打に抑えると、8回は川崎投手も無安打に抑えます。そして、9回はシコースキー投手が登板。2死後に渡辺直選手に打たれた二遊間の当たりを根元選手が体制を崩しながら捕球してトスし、それを受けた早坂選手が一塁に送球します。惜しくも足が勝って内野安打になりましたが、なかなか魅せるプレーでした。そして最後は平石選手を抑えて試合終了。7対4で千葉が勝ち、最終戦を飾りました。観客数は2万3千4百人ほどでした。

 試合終了後は、マウンド付近に全員が整列してバレンタイン監督が挨拶。一連の去就に関する報道を意識してか、「マスコミを介さずに、皆さんに話ができる機会ですので」で始まりました。
 ただ、内容のほうは、特に目立った事はありませんでした。まず、FA移籍の穴を埋めた救援陣を中心とした選手を賛美し、続いてファンへのお礼の言葉を述べ、最後は来期以降も頑張るという決意表明をしていました。そして、応援で使う、「千葉!ロッテ!マリーンズ!」の節で、「We Are Lotte Marines」と連呼して締めていました。
 その後、選手によるサインボール投げ入れがあり、最後は応援団が背番号順に全野手の応援歌を演奏していました。久々に、代田選手の応援歌を歌えたのは嬉しいことでした。あと、南選手に応援歌があることを、初めて知りました。

 終わってみれば、73勝70敗1引分け。3位北海道とは0.5ゲーム差。2004年に続いて、あと1勝でのポストシーズン進出を逃した形になりました。
 主力選手の多くがFA権を取得しているため、その引き留めを中心としたオフの交渉がすぐに始まります。それを上手く乗り切って、今年以上のチーム編成を行ない、来年はぜひとも優勝を目指してほしいものです。

2008年10月04日 00:15