2008年10月21日

CS第二ステージ、埼玉が日本シリーズ進出まであと1勝

 所沢で行なわれたCS第二ステージ4試合目は石井一久投手とスウィーニー投手が先発。今日も北海道は鶴岡選手がスタメンマスクで二番に。また、四番には高橋選手が上がりました。一方、埼玉も中村選手が公式戦でも2003年以来なかった四番に入っています。
 1回表、先頭の森本選手が四球を選ぶと、犠打の後、田中選手も四球を選びます。しかし、そこから連続三振に打ち取られ、先制機を逸します。

 するとその裏、先頭の片岡選手が安打の後すかさず盗塁を決め、さらに犠打で三塁に。ここでここ2試合不振だった中島選手が適時打を放ち、埼玉が今日は先制します。さらに安打で1・2塁とすると、石井義選手の2点適時二塁打が出て、さらに大島選手も詰まりながら左前に落とし、一挙4点を挙げます。
 さらに2回には3連打で1点を追加。3回には無死1塁から遊ゴロを放ちながら送球ミスで併殺失敗した後、2死後に細川選手が2ランと、ミスにつけ込む攻撃もあって3回までに7対0とほぼ試合を決めました。
 一方、立ち上がりこそ制球が不安定だった石井一投手ですが、中盤に入ってから調子を上げ、4回には三者連続三振に打ち取るなど、中盤は走者を許しません。
 しかし6回、2死1・2塁から森本選手が適時打を放ち、失策もあって一塁走者が生還。さらに続く鶴岡選手にも適時打が出て3点を挙げ、4点差に迫ります。
 しかしその裏、2死無走者から登板した宮西選手が連打で追加点を奪われ、8回にも赤田選手のソロでダメ押しされます。そして9回にグラマン投手がソロ一本を打たれたものの、後は抑えて、9対4で埼玉が勝ちました。観客数は1万8千7百人ほどでした。
 これで埼玉は日本シリーズ進出まであと1勝としてます。2004年からのプレーオフ・CSで、先に「あと1勝」としたチームが、その後に負けても、最終的には全て日本シリーズ進出を決めています。そう考えると、埼玉が圧倒的有利と言えるでしょう。
 しかも明日の先発は、前の試合で大量失点KOされたグリン投手です。北海道としては、何とか序盤だけでも抑えてもらい、後は継投陣総動員で、なんとか勝って最終戦のダルビッシュ投手につなぎたい所でしょうが、果たしてどうなるのでしょうか。

2008年10月21日 23:42