2008年01月04日

紅白離れ?

 31日に放映された紅白歌合戦の視聴率が低かった、というニュースがありました。正月の定番ニュースですが、その視聴率低迷が、何か問題であるかのような記事には、毎年の事ながら、強い違和感をおぼえます。
 確かに、十何年か前までは、「大晦日の21時になったら、家族で紅白歌合戦を見る」というのが、年越しの定番でした。しかし、紅白どころか、「皆でTVを見るという風習」自体が、既に過去の物のように思えます。

 ちなみに、我が家の場合、「ゆく年くる年」だけは「年明け時報」代わりにつけます。そして、年を越した事を確認すると、BGM代わりにつけているスカパーに戻す、というのがここ数年の「年越し時のTV状況」です。ここ数年、歌番組自体に興味がないので、当然ながら紅白も見ません。
 記事には「紅白離れ対策」などという文言が出てきますが、我が家のような層の場合、歌番組をやる以上、その時間にNHKをつける事は絶対にないわけです。
 そのような中で、「紅白の視聴率」だけ語っても意味がないのではないでしょうか。どうせ論じるなら、そのような狭い範囲でなく、「年越しの方法の変化」という事を主にしないと、記事としての価値が生じないのでは、と毎年の事ながら気になっています。

2008年01月04日 02:01