2007年11月19日

思いこみの怖さ

 客先に行くことになりました。場所はかつて通っていた大学のすぐ近くで、最近はご無沙汰しているものの、高校時代から20代半ばまでずっとうろついていた所で、土地勘には自信のあるところです。
 客先の地図を見たところ、「ファミリーマートのあるビル」と書いてありました。あのあたりなら、距離感はつかめているから、適当に歩けばファミマはすぐに見つかるだろう、と思い、地図を印刷することなくでかけました。

 ところが、いざ目的地の周辺に着いたのはいいのですが、肝心のファミリーマートはありません。ローソンとサークルKはあるのですが、なぜかファミマはないのです。この時点ではある程度時間に余裕を持っていました。そこで「まあ範囲はつかめているので、適当に歩けば、すぐ見つかるだろう」とタカをくくっていました。ところがどうしても見つかりません。
 やがて時間が近くなり、どうしようもなくなったので、ついに人に尋ねました。住所から確認して該当する場所に行くとびっくりしました。そこには先ほどから散々みていたサークルKがあったのです。
 なぜか頭が、勝手に「サークルK」を「ファミリーマート」に変換していたわけです。我ながらなんでそんな事になったのか分かりません。
 とはいえ、せめて地図を印刷していれば、こんな結果にはならなかったわけです。ある程度地理感覚には自信があり、ましてやかつての地元みたいな所、と完全に自己過信に陥っていました。その報いがこのような形で来たわけです。
 どんなに自信・経験があることでも、基本を怠れば意味がない、という事を改めて自覚させられた一件でした。

2007年11月19日 23:09