2007年11月12日

アジアシリーズ、ドラゴンズが接戦を制して優勝

[ 野球 ]

 アジアシリーズ決勝のワイバーンズ対ドラゴンズはレイボーン投手と山井投手が先発。川上投手の先発を予想していたので、驚きました。
 その山井投手、初回にいきなり四球を出すと、盗塁さらには捕逸で三塁に進まれます。そこから2死を取りますが、そこから二つめの四球で1・3塁に。ここから連続適時打でいきなり2点を先制されます。
 直後の2回表に、井上選手が本シリーズ3本目の本塁打となるソロを放ってドラゴンズも1点を返します。しかし続く3回に二死から安打した荒木選手が盗塁を刺されるなど、4回まで1点に抑えられます。

 しかし5回表、1死から死球と安打で1・2塁とすると、藤井選手の適時二塁打でドラゴンズは追いつきます。さらに続く荒木選手の内野ゴロの間に逆転に成功しました。
 するとワイバーンズは5回途中に、チーム最多勝のレイボーン投手に代えて、初戦で先発して勝利を挙げたキム=グァンヒョン投手を起用。この回は森野選手を抑えましたが、続く6回に中村紀選手が四球を選んだ後、李選手が2ランを放って突き放します。
 山井投手はその裏にソロを打たれて1点を返されますが、7回を5安打3四球3失点に抑えます。
 そして8回に岡本投手が登板しますが、2死無走者から四球出すと、イ=ジンヨン選手に同点2ランを喫して5対5となります。
 そして迎えた9回表、前の回から登板のロマノ投手から、代打で登場の上田選手が四球を選び、犠打で二塁に進みます。そして二死後に井端選手が適時打を放ち、ドラゴンズが再び勝ち越しに成功します。
 そしてその裏は岩瀬投手が登板。ややボール成功ながら、三人を完璧に抑え、ドラゴンズが6対5で勝利。アジアシリーズ優勝を果たしました。

 これで日本チームが三連覇したわけですが、今回はこれまでとは違いました。何しろ、初戦でドラゴンズがいきなりワイバーンズに敗れました。さらにワイバーンズは台湾および中国相手をともにコールドと、ドラゴンズを上回る内容で三連勝し、予選リーグ1位を決めました。
 そして今日も接戦となり、ドラゴンズが1点差で勝ったわけですが、通算成績は同じ3勝1敗で、直接対決も1勝1敗だったわけです。それだけ、ワイバーンズが強かった、という事でしょう。
 もちろん、ドラゴンズはウッズ選手の不参加という問題がありました。もし韓国でも実績を持つウッズ選手がいたら、初戦の結果も違っていたとは思います。とはいえ、過去二年とは違う内容だった事は確かです。
 余談ですが、前年までマリーンズでコーチをしていたキム=ソングン監督が、昨年6位のワイバーンズを、一年でここまで引き上げた、というのはマリーンズファン的には嬉しいものでありました。
 あと、毎度の事ですが、この大会の集客の悪さは気になりました。今日も決勝であるにも関わらず、観客数は2万1千1百人ほど。はっきり言って寂しすぎます。入場料の見直しおよび、日本代表チームの本拠地で行うような改善が必要なのでは、と思います。
 来年からは色々な構想もあるようですが、そのあたりを考えた上で、満員になるアジアシリーズをぜひとも実現してほしいものだと強く思いました。

2007年11月12日 00:59