2007年11月27日

坊主めくりと蝉丸

 昨日、実家で義兄と5歳の甥と三人で坊主めくりをしました。最後にやってから30年近くたっており、ルールなど覚えていません。そこで、ウィキペディアで確認しました。
 基本ルールは、「普通の男が出れば手札に、坊主が出れば手札を場に出す、女性が出れば場の札を貰える・場に札がなければもう一枚引ける」というものでした。これについては、おぼろげながら記憶していたものと同じでした。
 そこまでは普通なのですが、ウィキペディアではさらに、「さまざまなローカルルール」が紹介されていました。そこで非常に気になったのは「蝉丸」の存在でした。

一応、坊主の一人ではあるのですが、他の坊主よりさらに強力な設定になっているとのことです。中には、「蝉丸を引いたら、全員の手札を自分の手札にできる」などといったローカルルールも紹介されていました。これだと、たとえば、99枚引かれた時点で、1枚も持っていなかった人でも、最後に蝉丸を引けば逆転勝利できる事になります。カードゲームの知識はないのですが、ここまで強力な「切り札」はそうはないのでは、などと驚きながら、通常ルールで競技を始めました。
 ゲームは普通に盛り上がりました。しかし、「ローカルルール」を採用しないながらも気にしていた蝉丸は出てきません。見落としていたかと思って、終了後に確認しましたが、やはり彼はいませんでした。どうやら、何らかの理由で紛失してしまったようでした。それを知ったときは、通常ルールであるにも関わらず、なんか損したような気分になりました。
 ゲームを振り返ると、40歳・30代末・5歳という異色の三人組で行ったにも関わらず、特に手加減することもなく、普通にゲームは盛り上がりました。そう考えると、「坊主めくり」とはなかなか凄いゲームだな、と改めて感心させられました。次はぜひ「蝉丸ルール」でやりたいものです。

2007年11月27日 00:00