2007年11月12日

スポーツ新時代

 数日前、チェスの大会参加者が、ドーピング検査で反応が出て、資格停止になる、という事件がありました。何でも、「アジア室内大会」というスポーツ大会の種目にチェスも入っており、そのため、他競技と同様にドーピング検査も行われたとのこと。その結果、服用している血圧の薬が規定にひっかかってしまった選手が出てしまった、という顛末だったとのことです。
 かなり昔から、チェスの団体は、オリンピックの競技種目に加わろうと運動しているそうです。それに向けて順調に進んでいたわけですが、「思わぬ副作用」が発生してしまった、という事でしょうか。

 ちなみに、よりスポーツ度を高めたチェス(?)として、チェスボクシングなる競技があるそうです。(※リンク先はIOC承認・国際チェス連盟加盟の日本チェス協会公式サイトです)
 こちらは、チェスとボクシングを交互に行い、チェスで勝つか、ボクシングでKOするかのいずれかで勝敗が決まる、というものです。そのため、3年半ほど前に初めて日本で行われた試合では、片方が詰まされながらも、まだ持ち時間が残っているからと投了せずに次のボクシングのラウンドで一発逆転KOを狙った、などという戦術が駆使されたとのことです。
 調べれば調べるほど、チェスが「スポーツ化」している事を知り、驚かされました。もう何年かしたら、大学の体育会に「チェス部」、さらには「チェスボクシング部」が加わっていたりするのだろうか、などと思いました。

2007年11月12日 23:16