2007年11月10日

乗車駅証明書発行機

[ 交通 ]

 仕事の関係で、高崎駅の隣にある「高崎問屋町駅」から電車に乗る事になりました。改札に着いたところ、次の電車は1分後とのこと。それを逃すと、20分近く待つことになります。これが一人だったら別に何という事はないのですが、四人で行動していました。
 改札周辺を見ていると、入場方法は三種類あることが分かりました。一つは普通に切符を買って入る方法です。ただ、自販機は二つしかありません。四人がそれぞれ目的地を確認しながら切符を買うと、乗り遅れる危険性があります。

 そこで、全員がSuicaもしくはパスモを持っていた事もあり、それで入場しました。そして、ホームに着いた直後に電車が到着し、事なきをえました。
 しかし、高崎駅で新幹線に乗換える時に問題が発生しました。新幹線にSuicaで乗るには、色々な制限があり、結論だけ言うと、我々は誰もそのままSuicaを使えません。結局、有人改札口で乗車記録を確認した上で切符と特急券を購入し、さらに乗車証明書みたいなのをもらいました。これで、下車駅の有人改札で、再度Suicaの処理をしてもらう、という作業になったわけです。
 幸い、次の新幹線までは時間の余裕がある上に、東京行きは10分間に3本も来る、という余裕がありました。従って、面倒でしたが、特に焦る事なく、手続きは終わりました。
 手続きの間、ふと、高崎問屋町駅の改札の事が思い出されました。有人改札の通路の近くには、早朝・深夜に駅員が居なくなるためか、無人駅にある「乗車駅証明書発行機」がありました。
 これを使えば、高崎駅で、いちいちSuicaをチェックされる、などという事なく、簡単に乗車券が買えていた可能性が高そうです。
 結果的に、最新技術であるSuicaや、多機能の券売機よりも、無人駅で使われる簡素なシステムが一番便利だった、というオチになりました。自分の体験ながら、何とも言えない趣を感じました。

2007年11月10日 00:40