2006年11月09日

明日からアジアシリーズ

[ 野球 ]

 明日から、今年のプロ野球を締めくくるアジアシリーズが始まります。対戦順は昨年と同じで、日本代表のファイターズは緒戦が韓国のサムスン=ライオンズ、2戦目が台湾のラニュー=ベアーズ、3戦目が中国選抜となり、上位2チームが最終日に決勝を行います。
 下馬評では日韓が有利のようです。ただ、ファイターズは新庄選手の引退に加え、セギノール選手がパスポートの問題で不参加と、フルメンバーではありません。もっとも、サムスン=ライオンズも昨年の決勝に先発し、WBCでも登板したペ=ヨンス投手が離脱しているとの事なので、やはり万全ではないようです。
 そのような戦力ダウンがあるとなると、昨年は3位に終わった台湾代表にも好機が生じるのかもしれません。どのような展開になるか楽しみです。なお、明日のファイターズ対サムスン=ライオンズ戦では八木投手が先発とのこと。そうなると、台湾戦が金村投手で、中国戦は武田勝投手か若手で、決勝がダルビッシュ投手といったローテーションかと思われます。

 福岡で行われた日米野球最終戦はラッキー投手と和田投手が先発。4回にソロ2本で全日本が先発し、和田投手は4回まで無走者投球。しかし、5回に城島選手の適時打で全米が1点を返し、6回には2番手の永川投手が2点を失って逆転されます。全日本は8回の2死1・3塁は逃しますが、9回に大村選手の適時打で追いつき、延長に入ります。
 そして迎えた10回表、2死無走者から福浦選手が安打で出塁。続く里崎選手が長打を放ちます。福岡ドームで1塁に福浦選手を置いて里崎選手が長打、というと、昨年のプレーオフ最終戦のようです。しかし、里崎選手の打球はフィールドシートに入ってしまい、エンタイトル二塁打に。既に本塁に帰っていた福浦選手は三塁に戻されます。そして続く村田選手が打ち取られ、勝ち越しできません。
 そしてその裏、4番手の小倉投手が先頭打者に安打された後、レイエス選手にサヨナラ2ランを打たれて試合終了。観客数は2万7千7百人ほどでした。結局、このシリーズは全米の5勝0敗に終わりました。
 さんざん書いているように、首位チームの選手に出るな、と言っているような日程をはじめ、問題がありすぎました。まあ、このような「ただ選手を集めただけの日米野球」はこれを最後にしてほしいものです。

 ところで、昨日ですが、合併球団の谷選手と読売の若手二人による交換トレードが発表されました。推定年俸2億8千万円の谷選手に対し、若手二人はあわせて1千万円にも満たないとか。いろいろな意味で両球団らしさを感じるトレードです1997年に清原選手を、2004年に小久保選手とローズ選手を穫り、2006年は李選手で2007年は谷選手なわけです。さらにFA宣言をした小笠原選手を狙っているというわけで、パ6球団の主軸クラスを満遍なく獲得しようとしているわけです。こうなると、来年はイーグルスからフェルナンデス選手あたりを穫ろうとするのでしょうか。相変らずもの凄い球団です。
 できれば、小笠原選手にはファイターズに残ってもらい、その「野望」を阻止してもらいたいものですが・・・。

 あと、ゴールデングラブ賞が発表になっています。昨年、内野独占などで5人を輩出したマリーンズですが、連続受賞は今江選手のみ。一方で里崎選手が初受賞を達成しています。一方、ファイターズからは引退する新庄選手を含め5人が選出され、外野を独占しました。また、米球界入りする松坂投手も選ばれています。セリーグも優勝したドラゴンズから4人が選出。三塁はこれまた米球界入りする岩村選手が選ばれています。

2006年11月09日 00:23