2005年11月20日

2005 日本チャンピオン ファンフェスト

[ 野球 ]

 例年、「ファン感謝デー」という名前で行われている企画ですが、今年は優勝パレードと合体させ、表記のような名前に改めて行われました。
 優勝パレードを見てから球場に行く事も考えたのですが、球場が満員になる可能性もあるので、パレードはあきらめ、球場に直行しました。
 昨年は普通に行って普通に入った、という感じでしたが、今年は会場時刻の11時に球場に行ったらすごい行列ができていました。やはり、アジアからイースタンまで完全制覇した、という結果は大きいようです。
 席は三塁側二階席にしました。そして、売店にコーヒーを買いに行こうとすると、ちょうどパレードのバスが球場にむかってやってきました。背番号の奇数偶数にわけて2台の「オープンバス」に分乗していたそうです。

 バスが着いた後は球場でのイベントを開始。最初に習志野高校のブラスバンド部とチアリーディング部による演奏と踊り。「We Love Marines」と「白い翼」の後に、ディズニーをやったのですが、その中の一曲に平下選手の応援歌として使われている曲もあり、思わず口ずさんでしまいました。それにしても、後輩なのですから、福浦選手の曲もやってほしかったものです。その後は「よさこい踊り」。シーズン中も一度見ましたが、これはよく分かりません。
 それらの「前座」が終わり、いよいよ本イベントが開催。まず、バックスクリーンに、今回の優勝を記念して作った「背番号26の巨大ユニフォーム」を披露。そしてその下からスモークとともに一部外国人を除く全選手・コーチが二塁ベース付近に一列に並びました。
 そしてまず、監督の挨拶があり、続いて県知事などによる、チーム・監督・選手への表彰が。県知事の挨拶は、監督の日本語よりも難解でした。そして最後は選手会長である小林雅英投手の挨拶が。「今年はできなかった、マリンスタジアムでのバレンタイン監督の胴上げを来年はぜひ」との事でした。
 そして、最後に全選手が、球場を一週し、サインボールを投げ込み、第一部は終了となりました。

 第二部はグランドを解放してのイベントでした。一つは先ほどの「巨大ユニフォーム」へファンが何か書く、というもの。もう一つはバックネット付近に設置されたステージでのミニコンサートでした。
 シーズン中に、多数の「ミニコンサート」を経験してきた我々は、「ユニフォームへのサイン」には目もくれず、ステージ前に一直線に。ほぼ正面最前列という好位置に立ちました。
 まず最初に、初芝選手と西岡選手によるトークショー。西岡選手はちょと疲れている感じでした。そのためか、天性のセンスを持つ初芝選手の語りも、昨年のファン感謝デー1月のプレナ幕張のイベントほどの冴えはありませんでした。なお、一部でコーチ就任が報じられましたが、来年については、全くの白紙との事です。
 続いて、監督の好きな「DEEN」の演奏がありました。監督も一緒に舞台に立ちました。「DEEN」の人によると、監督は中野サンプラザのコンサートに電車でやってきて、普通に観覧してそのまま電車で帰ったとか。相変わらず面白い人です。あと、先述したように、我々はほぼ正面の最前列で見ていました。したがって、演奏者と10mと離れていない位置にいたわけですが、私は「DEEN」についてよく知りません。途中、「このまま、君だけを奪い去りたい」という一節を聞いて、「あ、この曲は知っている」と気づいたほどです。そんな人間がこの「かぶりつき」で生演奏を聞くなんて、なんか、「DEEN」のファンの方に悪いような気がしました。

 その次には、マリーンズを熱心に応援していた船橋東武百貨店から、寄せ書きの贈呈と、「パスタプロデュース王」の表彰がありました。寄せ書きの受け取りには里崎選手が登場したのですが、これまた西岡選手同様、えらく気乗りしていない感じ。観客からの「歌え」コールも辞退して早々と退場しました。
 続いての「パスタプロデュース王」は、同百貨店内にあるパスタ屋さんが選手にパスタを企画してもらい、最も注文数が多かった選手に、トロフィーと「生涯無料券」を贈呈する、というもの。優勝したのは渡辺俊介投手の茄子とモッツァレラチーズのボロネーゼでした。渡辺俊介投手は、第一部では「チームMVP」として外車を贈呈されており、本日二度目の表彰となりました。スーツに着替えて登場し、「この無料って、引退した後も大丈夫なのですか」などと明るい会話で笑いを誘いました。
 そして、ファンからの「歌え」コールにも快諾。ここで里崎選手を呼び、「里崎コール」を一緒にやったりしました。しかしながら、里崎選手はやはり出てきません。第一部で整列していた時は、かなりノリが良かったはずなのですが、その後何かあったのでしょうか。なお、この際、渡辺俊介投手が、しゃがんでベンチのほうを見るという、マウンドでよくやる仕草を間近で見ることができました。無意識で出た感じなので、やはりあれは癖なのだろうな、などとも思いました。
 というわけで、結局、渡辺俊介投手の独演会に。ネクタイを緩めて、「We Love Marines」を三番まで歌ってくれました。

 以下は、試合終了後に正面ステージでよく演奏しているバンドが登場。司会者は「この後、サプライズがあるかもしれません」と選手の登場を示唆するような発言をしていましたが、実際にそのような事がありませんでした。終了近くまでいたのですが、最前列が災いして、大音量にされられ、これを書いている時点でもまだ耳の調子が変です。結果論としては、渡辺俊介投手の歌を聴いた時点で退散すべきでした。
 昨年のような「オークションをやり、落札者には選手が自ら商品を持ってくる」みたいな親近感のある企画がないのはちょっと残念でした。しかし、寒い中、二箇所で路上パレードをした後だから仕方ないでしょう。もちろん、優勝しないで小ぢんまりした行事よりも、優勝して派手な行事のほうがいいに決まっています。
 というわけで、昨年との比較は難しいところですが、いろいろと楽しめた一日でした。

2005年11月20日 23:44