2006年11月03日

魔法の砂

 夜遅く電車に乗ったら、床に「酔っぱらいの記念品」がぶちまけられていました。しばらくすると駅員さんが片付けに来たのですが、持っているのはワックス入れみたいなバケツと箒・ちり取りでした。
 あの粘度のたかい物体を箒とちり取りで片付けられるのか?そしてそれをバケツに入れるのか?などと不思議に思いました。すると、駅員さんはバケツの中から茶色い砂のようなものを出し、「物体」にかけ始めました。その後、箒を使うと、あの粘度の高かった物体が、土塊みたいな感じでちり取りに片付けられていました。
 その手早さには、華麗さみたいなものを感じたほどでした。世の中には便利な砂もあるものだ、と感心させられました。これまで車内で「酔っぱらいの記念品」を見かけた時は、極めて不快な気分になっていたものですが、今日は違いました。もっとも、だからと言って、再度このような光景を見たいとは思いませんが・・・。

2006年11月03日 00:36