2006年11月03日

日米野球開幕

[ 野球 ]

 辞退者続出の日米野球が開幕しました。G+の中継を見ていたのですが、事あるごとにアナウンサー氏が「真剣勝負です」を連呼するのには呆れました。最後のほうでは、「こんな真剣味のある日米野球は初めてです」とまで言っていました。という事は、一昨年をはじめ、過去に行われた日米野球は手抜き試合だったのでしょうか・・・。
 ちなみに、日本選抜のメンバーでAクラス球団からの出場は、スタメンでフル出場したファイターズの小笠原選手・スワローズの青木選手と、7回から登板して2イニングを投げたライオンズの涌井投手のみ。それ以外の出場者は、全てパ・セのBクラス6球団の選手でした。ちなみに、セリーグ優勝のドラゴンズからは高代コーチのみの出場です。また、個人タイトル獲得者で見ても、半分も出ていません。
 この陣容で、「日本プロ野球を代表するチーム」と言うのには無理がありすぎるでしょう。おかげで、よりアナウンサー氏の「真剣勝負」「緊張感」なる言葉が空しく響きました。

 試合のほうは2回に全米が先制し、続く3回にダイ選手の2ランで追加点。一方、3回まで無走者に抑えられていた全日本は4回に高須選手のチーム初安打を足がかりに小笠原選手の適時打で1点を返し、さらに7回にも小笠原選手の二塁打を足がかりに犠飛で1点を返しますが、チームとしては4安打に抑えられます。一方の全米チームは10安打2四球で3点ですから、こちらは拙攻といったところでしょうか。そして最後はネイサン投手が抑え、3対2で全米が勝っています。観客数は4万2千3百人ほどでした。
 ちなみに鳴り物入り応援は禁止だったらしく、やや妙な雰囲気でした。特に、福浦選手が打席に立っているのに、コールも曲もない、というのは普段見慣れている選手なだけに違和感がかなりありました。
 その一方で、試合中にウェーブが発生し、球場を二周していました。何でも褒めるアナウンサー氏は「ファンも盛り上がっています」などと言っていましたが、解説の上原投手は、「これはちょっと・・・」と言っていました。何か、規制するのを間違えているようにも思えました。

2006年11月03日 21:28