2006年11月10日

アジアシリーズ第2戦、ファイターズ、決勝進出

[ 野球 ]

 アジアシリーズ二日目。昼のサムスン=ライオンズと中国選抜の試合は田炳浩投手と郭有華投手が先発。3回までは0対0でしたが、4回に先制したサムスン=ライオンズが5回には一挙10点を挙げ、13対1で6回コールド勝ち。昨年はコールドのなかった中国選抜ですが、今年は2試合連続コールド負けとなっています。
 夜のベアーズ対ファイターズはレイボーン投手と武田勝投手が先発。昨年は7月にカープに入団し、初登板で優勝したタイガース打線を抑えるなどして3勝を挙げています。今年は台湾で16勝を挙げたとのこと。
 そのレイボーン投手が好投し、ファイターズ打線を抑えます。一方の武田勝投手も4回までベアーズ打線を2安打に抑えますが、5回に先頭の曾豪駒選手が本塁打を放ち、ベアーズが先制します。

 その後もレイボーン投手は好投を続け、7回までファイターズ打線を2安打1死球で0点に抑えます。しかし8回表、ファイターズは先頭の田中幸選手に代えて稲田選手が登場し、内野安打で出塁。さらに「ピンチバンター」で登場した紺田選手が犠打を決めます。
 ここでベアーズはレイボーン投手に代え、元タイガースのモレル投手を起用します。しかし、金子選手さらには森本選手がいずれも追い込まれた後に四球を選んで満塁に。続く田中賢選手の緩い一塁ゴロを一塁手がバックホームするも、稲田選手の足が早く同点に。そして続く小笠原選手が左翼に犠飛を放ち、ファイターズが1安打で2点を取って逆転しました。
 8回は武田久投手が三人で抑えます。そして9回はマイケル中村投手が登板。いきなり先頭打者のヘルメットにぶつけますが、アジアシリーズは危険球規定がないようで、そのまま続投。ここで打席には元メジャーの四番・陳金鋒選手が。一発出れば逆転サヨナラという局面でしたが内野フライに打ち取り、さらに後続も抑え、ファイターズが2対1で辛勝。一試合を残しての決勝進出を決めています。観客数は1万1千人ほどでした。
 ここまでの国別の成績は昨年と全く同じ。明日はサムスン=ライオンズとベアーズが決勝進出をかけて戦う試合があります。果たしてどうなるのでしょうか。

2006年11月10日 23:48