2010年02月05日

現実離れした衝撃を受けた時の表情

 プロ野球の小瀬選手が、キャンプ休日の昼間に、ホテル高層階から転落死した、という事件がありました。状況から自殺説が流れています。しかしながら、2ヶ月前に結婚式を挙げたばかりで、このキャンプでも前日まで張り切って練習していたそうです。にも関わらず自殺する、というのも信じがたいものがあります。
 ところで、この件についての記者会見で、球団幹部が笑っていた、という情報がありました。mixiの日記などで叩かれているようです。

 ただ、これが不謹慎だと決めつけるのは軽率だと思います。なぜなら、人が笑うのは面白がっている時だけというわけではないからです。
 かつてジャイアント馬場さんが亡くなった時、熱心なファンの一人として談話を求められた大槻ケンヂさんは、自分もインタビューアも笑っていたと書いています。あまりにも想像外の衝撃を受けた時、人は笑うものだと自分で驚いていました。
 また、阪神淡路大震災の被災者の方の話で、潰れた自宅を見た時、家族皆で笑っていた、というのを読んだことがあります。
 確かに、幹部氏の所属している会社は問題が多いところです。とはいえ、さすがに選手の急死を面白く思うわけがありません。
 しかも、前の日まで元気に練習していたわけです。関係者としてはまさしく想像を絶することでしょう。そう考えれば、その球団幹部の「笑顔」が不謹慎ゆえでない事が分かります。
 どこかでそのあたりのフォローがあればいいと思うのですが・・・。故人のためにも、変な騒動にならない事を願っています。

2010年02月05日 23:57