2007年02月24日

足を踏み入れられない場所

 仕事で、前の職場のすぐ近くを歩いて客先に行く事になりました。約11ヶ月ぶりにかつての最寄り駅を降り、目的地に向かいます。実は、そこまでの最短の道のりは、前の職場がある建物の真ん前を通る経路です。そこにいる人でも親しかった人とは今でも交流があります。また、後ろめたい形でやめたわけではありません。しかしながら、ほんの少しとはいえ、わざわざ遠回りをして、その前を歩くのは避けました。
 まあ、現実問題として、偶然知っている人に会って話しかけられたら、同行している現在の同僚に迷惑がかかる、という意味もあるのですが・・・。とはいえ、やはりそこに行きたくないという心理は、自分でも奇妙なものでした。それが、単なる気まずさなのか、それとも、そこはもはや現在の自分の行く場所ではない、という意識によるものなのか、興味深いところです。

2007年02月24日 00:26