2010年01月17日

セルフ手品

 帰宅して家に入り、鞄を置いた後、手に持った鍵をしまおうとしました。すると、手が滑って落としてしまいました。
 床は板張りですから、金属が落ちた音がするはずです。しかし、何の音もせず、鍵も見あたりません。
 服のポケットにでも落ちたのかと思い、背広を脱ぎながら、一箇所ごとに調べましたが、やはりどこにもありませんでした。
 なんか、空中消失マジックを見たかのような気分になりました。もっとも、「手品師」である自分にもタネが分からないのですが・・・。

 とりあえず着替えてからまた探そうと思っていたら、相方から「あった」という声が上がりました。どこかと思っていってみたら、何と、帰ったとき置いた鞄の背ポケットに入っていました。
 そのポケットの入口は、決して広くありません。しかも、中央部はマジックテープで止まっています。仮にそこに入れようとして鍵を投げても、なかなか入らないでしょう。偶然とは面白いものです
 偶然とはいえ、手品みたいな技を披露できたわけです。そういう意味では、なかなか面白いひとときだったと言えるでしょう。

2010年01月17日 22:41