2010年01月08日

Gumblar騒動

 昨年春にも話題になった「Gumblar」が暮れから大流行しています。少なからぬ大手企業のサイトも観戦しています。ツイッターでフォローしている人にも感染者が出たり、勤務先でも、ITスキルのほとんどない人からその件で話しかけられるなど、だんだん他人事でなくなってきました。
 昨年春に流行した際にもある程度調べたのですが、その時は、「とりあえず自分のPCとサイトは大丈夫」というのを確認した程度でした。
 そこでもう少し突っ込んで調べたところ、色々な事が分かりました。

 とりあえず、現時点での最大の要因はAdobeReaderやFLASHなどの脆弱性によるもののようです。これらのアプリはブラウザとほぼ一体化して使われており、使用頻度も極めて高い割りには、日常レベルで最新版にアップデートする習慣がありません。どうやら、そこを衝かれたようです。
 そこで、とりあえず再度自分のPCが感染していない事を確認した後、用心のため、両製品のアップデートおよび、AdobeReaderのJavaScriptを無効にする、という感染予防策を行ないました。
 ネットなどを見ていても、今ひとつ「決定版」と言える対策が見あたらないのですが、複数の情報を集める限り、これが一番確実そうです。
 ここ数年、いろいろあってIT関係の最新情報の収集量が、以前に比べて減少していました。それが今回の、「昨年春に大流行したウイルスの詳細情報を、いまだに正しく理解していなかった」という結果を招いたと思われます。
 実害はなかったとはいえ、これを機に情報の収集力を再向上させようと強く思いました。

2010年01月08日 23:51