2009年10月08日

運休地点に幸運を感じる

[ 交通 ]

 出勤中、本八幡駅に着いたら、「強風のため、本列車は当駅で運転を打ち切りますす。都営線・京成線の振替輸送をご利用下さい」というアナウンスが流れました。「遅れます」とか「運転を見合わせま」なら何度かありましたが、「運転を打ち切ります」というのは車両故障を除けば初めてです。
 振替輸送が発生した場合、運転再開の可能性も考える必要があるのですが、折からの台風の事もあり、今日はほぼ即決。都営新宿線に乗換えました。幸い、座ることができたため、所要時間は45分ほど余計にかかったものの、ラッシュに押しつぶされることもなく通勤することができました。

 市ヶ谷駅に着いたところ、相変らず中央・総武各駅停車は止まっていました。というより、首都圏のJRが全て止まっている、とアナウンスされていました。
 その状況を知り、本八幡に着いたときに止まった、というのは非常に幸運だった、ということに気付きました。隣接する市川や下総中山で止まった場合、京成線に振替えるしかありませんが、いずれも各駅しか止まりません。
 さらに都内に入り、小岩から平井の間で止まったら、その京成線すら利用は困難です 45分遅れでしかもほぼ全区間座る、などはありえなかったでしょう。
 実際、平井駅を利用している人は、渋滞のバスに揺られて東大島に出て都営新宿線と言っていました。また、中央線を利用している人は西荻窪で止まってしまい、これまたバスで荻窪に出て、そこから丸ノ内線を使ったそうです。普段なら9時に着くところが11時過ぎになった、という人もいました。
 自分の幸運を喜ぶと同時に、いくら過去10年最大級の台風が来たとはいえ、首都圏全線運休というのはいかがなものか、と思いました。実際、都営新宿線や京成線は動いているわけです。
 確かに、事故を発生させないのには運転しないのが一番の「安全対策」です。とはいえ、もう少し線路の保守に予算をまわせば、他鉄道が運転しているのにJRだけは運休、という事態は防げるのでは、と思いました。

2009年10月08日 23:55