2008年11月22日

ファン感謝祭

 マリンスタジアムで行なわれた、ファン感謝祭「Marines Carnival」に行きました。11時半に開幕セレモニーが行なわれ、最後の行事である「09年への誓いカーニバル」が始まるのは16時とのことですから、かなりの長丁場です。
 また、バックスクリーン前にメインステージが設けられますが、グランド内・スタンド・球場外でも多種のイベントが開催される、という形態でした。
 11時45分くらいに着き、買い物した後に中に入ると、メインステージで二度目の選手トークショーが行なわれる所でした。参加者は早川選手・渡辺俊介投手・川崎投手・荻野投手・今江選手・成瀬投手の六人でした。

 内容は、司会者が「今シーズン最大の思い出」と「なりたいもの・やりたい事」という二つの「お題」を出して選手が回答、それに対して他の選手がツッコミを入れる、という形態でした。
 印象に残った回答としては、成瀬投手が「思い出」にオールスターでのメッタ打ちを挙げた事、「なりたいもの・やりたい事」に渡辺俊介投手が「マリンスタジアムでファンと宴会」、早川選手が「女装」と回答した事でした。
 ちなみに、成瀬投手は、打ち込まれぶりについて「雅さん(現インディアンス・小林雅英投手)を越えたので、来年は荻野さんか川崎さんに記録更新を期待したい」と言っていました。また、打ち込まれた後、バレンタイン監督にきつく怒られたとの事でした。その際、バレンタイン監督の説教で一番怖いのは、「笑顔で言う」という事も判明しています。
 早川選手の回答は、「そんなもん、野球選手の隠し芸大会でできるだろうに」という突っ込み的な意味で印象に残りました。お立ち台とかで名言が多い早川選手ですが、たまに、このように不可解な事をいうクセ(?)があるようです。前の球団にいた時にお立ち台で言った「大阪、最高バイ」以来の珍発言でした。
 渡辺俊介投手の発言は、「優勝した時、ビールかけの後に・・・」という、かなり具体的なものでした。かつて、広島が優勝したにグランドでファンの見る中ビールかけをした事がありましたが、それに似たものを構想しているのでしょうか。是非とも来年実現させてもらいたいものです。
 他に、死球で離脱した今江選手が、司会者に「怪我をして得た者とかもあったのではないのですか?」と言われ「何一つなかった」と答えたのも印象に残りました。

 終わった後は、隣で行なわれる、「選手がファンにノックをする」という企画を見ました。橋本選手は右でノックしたと思ったら、左でティーバッティングのような形で打ったりしていました。他に、引退してコーチになる代田選手も参加していました。
 それを見た後、いったん外に出たのですが、グランドから出た時、足に人工芝がくっついているのには驚きました。よく見ると、足元は抜けた(?)人工芝で緑色になっています。人工物ですが、「寿命」がきたのだろうか、と思いました。この後、全面張り替えとかるのでしょうか。
 昼は、屋台で「ガーリックステーキ弁当」を食べました。焼きたてだと非常に美味なのですが、残念ながら作りおきでした。しかし、作ってからさほど時間が経過しておらず、そこそこ温かくはありました。
 食べたのは、マリーンズミュージアム近くにある常設ベンチでした。今回、この部分は常設ベンチの他に、仮設の机・椅子を設置して飲食スペースになっています。プログラムを見ると、これもイベントの一環で「宴会カーニバル」と名付けられていました。
 もう少しすると、ここでトークショーが行なわれるとの事でしたので、食べ終わった後も座っていました。ただ座っているのもなんなのと、少々足りなかった事もあり、球場内で売られている、もつ煮を買ってきて食べたりしているうちに、大塚選手と松本投手が登場しました。
 司会の人がいきなり、「ここに来ているのは、球場内のメインステージにあぶれた人なんですよね」みたいな、選手二人に失礼な事をいい、これ目当てに来ていた大塚選手のファンに「そんな事ない」と突っ込まれる、という形で始まりました。
 松本投手がホラーDVDが好きで、面白い作品を終わるまで視るのも、つまらない作品を見ながら途中で寝るのも楽しい、と言っていました。また、「チーム内で『ファン』と言える選手は?」という質問にに対し、大塚選手が里崎選手を挙げ、その奇行(?)を話していたのには笑いました。

 終わった後、球場内に戻ってメインステージに行ったら、先ほどの大塚選手・松本投手が、今江選手・荻野投手と四人で、「ファンとゲームをする」という企画に出ていました。
 まずは、三つのチョコとガムを食べ比べて、「どれがロッテの製品か当てる」という、「美味しんぼ」第一話みたいな事をやっていました。
 次に、与えられた「お題」を絵にして、それを見た人がまた絵を描く、という「絵による伝言ゲーム」をやっていました。ただ、その「お題」は「マリンスタジアム」「リリーフカー」という描き間違いのないようなものでした。したがって、端から見ていると、選手とファンがひたすら同じ題材の絵を描き続ける、という形になってしまいました。
 これが終わって去ろうとすると、今度はメインステージに渡辺俊介投手と久保投手が登場。で、引き返してみたら、「これからパーティールームでパズル大会をやります」という「予告」とパズルにハマッたきっかけを話してすぐ移動してしまいました。
 その後は、メインステージで「ビッグフラッグメッセージ」という企画があったので、旗に文字を書いてきました。その際、係員が「マジックは備え付けのものでお願いします。持ち込みは禁止です」と連呼していたのが妙に気になりました。
 当初は、もう少しいる予定でしたが、相方が疲れた事もあり、ここで帰ることにしました。
 毎年の事ですが、今ひとつ企画を立てる基本概念がよくわかりません。もう少し、時間を短くして、内容を濃くできないのか、と思ってしまいます。もっとも、これだけ続くと、「これがロッテ球団のファン感謝デーの仕様」だからと達観できるようになりつつあります。
 というわけで、そこそこ楽しめた一日でした。来年はぜひとも、渡辺俊介投手が提案したような形で楽しみたいものだ、とも思いました。

2008年11月22日 23:59