2009年10月19日

CS第一ステージ、セはドラゴンズが通過

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-東京は中田投手と由規投手が先発。東京はここにきてインフルエンザが流行したため、この大舞台で予定した投手が登板できない事態となってしまいました。
 初回、東京は二死無走者から宮本選手と青木選手の連続適時打で先制します。一方、ドラゴンズは制球の定まらない由規投手から走者は出るもののあと一打が出ず、初回・2回ともに二人の走者を出すも得点できません。

 続く3回、先頭の荒木選手が安打しますが、1死後に盗塁失敗して2死無走者に。しかしそこからブランコ選手が安打すると、続く和田選手が右翼席に逆転2ランを放ちます。
 その後もドラゴンズは残塁の山を築きますが、中田投手も東京打線を抑えます。
 そして5回表、東京は安打と犠打で1死2塁とすると、早くも4回2失点の由規投手に代打を出します。まあ、ここまで来れば「先発に勝ちをつける」など何ら意味はないので当然の策と言えるでしょう。そして、2死1・2塁とし、田中選手が右前打を放ちますが、野本選手の好返球で畠山選手が本塁タッチアウトとなり、ドラゴンズがリードを守ります。
 するとその裏、二番手の松井投手から連打で1・3塁とすると、1死後に谷繁選手が適時打を放って待望の追加点が入ります。さらにここで代打に立浪選手が登場。大歓声の中、打球は左中間を破る2点適時二塁打となり、ドラゴンズが5対1とリードを広げます。
 そのまま迎えた8回表、ドラゴンズは浅尾投手と登板させますが、いきなり連打などで1死1・3塁となります。ここで連続適時打が出て2点差となり、なおも1死満塁と、一打同点、長打で逆転、という場面となります。しかしここは浅尾投手が併殺で凌ぎ、何とか切り抜けます。
 するとその裏、平田選手の代打適時三塁打と藤井選手の適時二塁打でドラゴンズがすぐさま2点を突き放し、これで試合はほぼ決まりました。
 9回は岩瀬投手が登板し、簡単に二死を取りますが、そこから連打で1点を返されて2死1・2塁と、一発出れば同点の場面となります。しかしここで青木選手を三振に打ち取って試合終了。ドラゴンズが三年連続で第一ステージ通過を決めています。
 お立ち台には和田選手・谷繁選手と並んで立浪選手が上がっていました。その立浪選手にはぜひとも日本シリーズで名古屋に戻り、最後の花道を飾ってほしいものだと思いました。観客数は3万2千8百人ほどでした。

2009年10月19日 22:37