2009年10月16日

CS第1戦、東北が圧勝

 今日からCSが開幕。第一ステージはパリーグが今日からで、セリーグは明日から、第二ステージはパ・セとも21日から26日となっています。
 というわけで「開幕戦」は仙台で行なわれた東北-福岡となりました。先発は岩隈投手と杉内投手なので投手戦かと思われました。
 ところが岩隈投手は初回を三人で抑えますが、その裏、東北は高須選手がいきなり先頭打者本塁打を放ちます。さらに四球で2死1塁とすると、セギノール選手が2ランを放ち、いきなり3対0となりました。

 さらに3回裏、この回先頭の高須選手が二塁打を放つと、犠打の後、鉄平選手の適時打で追加点を挙げます。さらにセギノール選手が犠飛を放った後、中島選手が左翼ポール直撃の2ランを放って7対0に。杉内投手は2回2/3で43球を投げてのKOと、まさかの展開を見せます。
 3回まで無走者に抑えていた岩隈投手ですが、4回1死から川崎選手に初安打を許すと、連打と四球で満塁に。続くオーティズ選手が2点適時打を放ちます。さらに、2死2・3塁から田上選手は二塁ゴロを打ちますが、これを高須選手が失策し、この回合わせて4点。即座に3点差に戻ります。
 続く5回表、福岡は先頭の吉川選手が安打すると、3点を追う展開ながら続く本多選手は犠打で走者を進めます。さらに川崎選手が四球を選び、一発出れば同点という場面になりましたが、ここで岩隈投手は松田選手・小久保選手を連続三振に打ち取り、0点で抑えます。
 一方、3回途中から登板した大隣投手も好投し、7対4のまま6回に。次に得点した方に流れが来そうな展開になります。
 そして6回裏、1死から中島選手が左前打を放ちますが、これをまず左翼手が弾きます。さらに二塁送球がそれ、ダブルエラーで一気に1死三塁となります。ここで草野選手が詰まりながらも中前に落ちる適時打を放つと、さらに二死満塁から渡辺直選手が2点適時打を放ち、10対4に。これでほぼ試合の趨勢は決まりました。
 そして続く7回裏に山崎武選手が左翼席に本塁打を放ち11対4と再び7点差とします。
 大差はつきましたが、岩隈投手はマウンドに上がり続けます。そして9回も2死から安打されますが最後は抑え、そのまま完投勝利。132球投げて6安打2四球4失点(自責2)という内容でした。
 プレーオフから数えて過去5年の第一ステージでは、うち4回が初戦に勝ったチームが勝ち上がっています。ましてや、エース対決で相手エースをKOしての勝利ですから、東北が圧倒的有利になったと言えるでしょう。観客数は2万1千3百人ほどでした。

2009年10月16日 22:43