2009年10月11日

全日本サッカー選手権で番狂わせ続出

 トッププロから高校チームまで参加し、元旦に決勝戦を行なう、サッカーの全日本選手権で波乱が続出しています。
 昨日、J2の湘南と水戸が大学チームに負けたのに驚いたら、今日は何と二年前のアジア大会を始め、何度も優勝経験がある浦和レッズが、「地域リーグ」所属の松本山雅FCに敗れてしまいました。
 サッカー下部リーグの仕組みはよく知りませんでしたが、調べたところ、J1の下にJ2が、その下にJFLがあり、さらにその下にあるのが「地域リーグ」だそうです。野球で言えば、一昨年のアジアチャンピオンであるドラゴンズが、関西独立リーグに所属している神戸9クルーズに負けた、という感じでしょうか。

 ちなみに、チーム名の「山雅」というのは、チーム創設時に選手達が愛用していた喫茶店の名前とのこと。そのあたりにも、「下部リーグのチーム」という印象がより一層強まります。
 他にも、J1の柏が勝ちはしたものの、ジェフ千葉の下部組織である「ジェフリザーブス」というチームに、0対0のまま引分け、PKで辛うじて勝つ、という試合もありました。
 ちなみに、10年近く前のフランスで、アマチュアチームである「カレー」が決勝に出た時も、それだけで日本でもニュースになりました。当時も今もフランスサッカーの事など何も知らない私が、それを10年経った今でもそのチームの事を覚えているほどです。それだけ、「番狂わせ」というのは印象に残るわけです。もちろん、あまり多発しては上位リーグの権威が疑われてしまいかねませんので、あくまでも「ほどほど」がいいのでしょうが・・・。
 ちなみに、私のサッカーにおけるひいきチームである愛媛FCは、同じJ2所属の福岡に負け、今日で終戦となりました。それもあって、この後は、番狂わせを最大の楽しみにして、全日本選手権を見物しようと思っています。

2009年10月11日 22:56