2009年09月10日

成瀬投手の連続完投で、3カード連続の勝ち越し

 千葉で行なわれた千葉-福岡は成瀬投手と大場投手が先発。今日は大松選手が一日でスタメンに復帰し、五番に入りました。また、早坂選手が二番に上がり、代わって今江選手が八番に下がりました。
 成瀬投手は初回、安打と犠打で1死2塁としますが、オーティズ選手を補飛に打ち取るも、落球でセーフに。そして「打ち直し」の適時打が出て先制されます。
 さらに2回は、1死1塁から田上選手に2試合連続となる23号2ランが出て、3対0となりました。

 初回の1死2塁を逸した千葉打線は、2回、この回先頭の大松選手の左飛を川崎選手が深追いし、二塁打となります。さらに四球と内野ゴロで1死2・3塁となりますが、後続が倒れます。
 さらに続く3回は西岡選手の安打に盗塁や暴投があって無死2・3塁として中軸に回ります。しかし、ここも体調が万全でないサブロー選手が三振するなど、結局1点も入りません。
 しかし続く4回、先頭の福浦選手が二塁打すると、今江選手も右翼ポール前に落ちる二塁打を放ちます。ところが、捕られると思った福浦選手のスタートが遅れ、三塁に止まります。
 というわけで3イニング連続の2・3塁に。これまでの流れが悪いので不安でしたが、ここは早川選手が右前に適時打を放ち、やっと1点を返します。さらに続く西岡選手の内野ゴロの間に1点入り、1点差に迫りました。
 続く5回、福岡は勝利投手の権利がかかった大場投手を諦め、大隣投手を起用します。4回で100球を越えて5安打4四球では交代もしかたない所でしたが、結果的にこれが千葉に利します。1死から大松選手と里崎選手の連打で好機を作り、福浦選手の適時打と、三連打で追いつきました。
 成瀬投手は3回以降も毎回走者は出しますが、0点に抑えます。そして6回は、三番からの攻撃でしたが、この試合初めての三者凡退で抑えます。
 するとその裏、2死1塁とし、サブロー選手の打席で福岡は佐藤投手を起用。しかしここも裏目に出て、サブロー選手は四球。さらに、体調不良の井口選手に代わって橋本将選手が登場。今季代打成功率はかなり低いのですが、ここは勝ち越しの適時打を放ち、ついに逆転に成功します。
 さらに7回、先頭の里崎選手が右中間を抜き、三塁にヘッドスライディングするも、ここはアウトに。しかしそこから、四球などで2死2塁とすると、早川選手が左中間を抜いて、追加点を挙げます。さらに続く西岡選手が二試合連続となる12号2ランを放って4点差に。これで試合の流れは完全に千葉に傾きました。そして続く8回も押し出し死球でダメ押しし、8対3となります。
 前回、三度目の正直で初完投勝利を達成した成瀬投手は、8安打1死球ながら、3回以降は得点を許しません。そして球数はあったものの9回のマウンドにも上がり、この試合二度目の三者凡退で試合終了。連続完投で9勝目を挙げました。
 これで3カード連続の勝ち越しとなりました。お立ち台には、その成瀬投手と、今季初となった早川選手が上がりました。観客数は1万4千7百人ほどでした。

2009年09月10日 23:25