2009年07月08日

終盤の大量点で逆転し、4位浮上

 仙台で行なわれた東北-千葉は藤原投手と成瀬投手が先発。対左ということで、投手を除けば、スタメンは昨日と全く同じ打順・守備位置でした。
 成瀬投手は、初回に先頭打者に安打された後に犠打で進まれ、2回も安打と失策で2死1・2塁としますが、いずれも0点で凌ぎます。
 一方、プロ三試合目となった藤原投手ですが、過去2試合はいずれも5回持ちませんでしたが、今日は立ち上がりから好投。最初の一巡を無走者に抑えられます。

 そして3回裏、先頭の渡辺直選手に安打されると、次の打席で成瀬投手のワンバウンドした投球が里崎選手の股間を直撃。里崎選手はうずくまって動かず、一時は担架が用意され、田中雅彦選手が防具をつけます。しかし、結局里崎選手はそのまま復帰しました。
 その後、外野フライで1死3塁となり、続くセギノール選手の打球は一塁線を抜けて、ワンバウンドしてスタンドに入る、エンタイトル二塁打となり、東北が先制します。さらに、続く山崎武選手が、今度は三塁線を抜いてやはりスタンドに入る連続エンタイトル二塁打を放ち、もう1点が入りました。
 援護を貰った後も藤原投手の投球は快調のまま。速球と緩いカーブの組み合わせの前に、千葉打線は翻弄されます。5回に先頭の大松選手が放った一塁ゴロが失策となり、初の走者が出ますが、続くサブロー選手が打ち取られます。
 続く6回もベニー選手が1死から四球を選びますが、二死後にスタートを切った所を牽制で刺され、結局6回まで無安打18人で終わってしまいます。
 しかし続く7回、1死から堀選手が得意の右打ちを店、右中間を抜き、失策もあって一気に三塁まで進みます。そして、井口選手死球の後、大松選手の当たりは二塁ゴロに。しかし、これを捕った草野選手がバックホームか併殺かを迷ってしまい、結局オールセーフになってしまい、1点を返します。
 さらに、サブロー選手が四球を選んで1死満塁としますが、続く里崎選手が投ゴロ併殺打に倒れます。
 その裏、続投する成瀬投手に対し、先頭の鉄平選手が右翼席に3号ソロを放ちます。一打逆転を併殺でつぶした直後に突き放されただけに、この時はまずい流れだと思っていました。結局、成瀬投手は2死から失策で走者を出したところで降板し、二番手の荻野投手がここを抑えます。
 ところが続く8回裏、1死からベニー選手が二塁打を放つと、続く今江選手も三塁線を抜く二塁打を放ち、1点差に迫り、ここで藤原投手は降板となります。
 代わった小山投手に対し、西岡選手が安打で1・3塁とし、堀選手の所で代打に橋本将選手が出ます。すると東北は有銘投手に交代し、千葉は代打の代打に田中雅選手を起用します。
 この駆け引きは千葉に軍配が上がり、田中雅選手は、左中間にエンタイトル二塁打を放ち、同点となります。なおも井口選手敬遠で満塁とし、大松選手との左対決となりますが、ストレートの四球で押し出しとなり、逆転となります。
 ここで東北は日本復帰後初登板となる福盛投手を起用しますが、サブロー選手がフルカウントから四球を選びます。さらに里崎選手の犠飛でもう1点入ると、この回10人目の打者となる竹原選手の適時打でこの回6点目。7対3となりました。
 その裏、荻野投手が続投しますが、先頭のセギノール選手に安打された後、山崎武選手に通算1500安打となる15号2ランをバックスクリーンに打ち込まれます。試合前から「1500安打は本塁打で」と言っていた山崎武選手は、公約を果たした形になりました。
 しかし、ここで代わった伊藤投手が三人で抑えると、9回もシコースキー投手が三人で抑え、7対5で試合終了。三連勝となった千葉は、これで東北を抜いて久々の四位となっています。観客数は1万2千4百人ほどでした。

2009年07月08日 22:59