2009年07月06日

小野投手の好投と序盤の集中打で連敗止める

 今更ですが、日曜の試合について。千葉で行なわれた、千葉-合併球団は小野投手と平野投手が先発。今日は打撃不振の井口選手がスタメンでの試合では初となる四番を外れ三番に。四番には大松選手が入りました。また、三塁には堀選手が入り、早川選手が久々のスタメンで九番に入りました。
 小野投手は立ち上がりにいきなり二塁打されますが、後続を抑えて0点に。2回も1死から連打されますが、併殺で凌ぎます。

 その裏、この回先頭のサブロー選手が9号ソロを放って千葉が先制します。そして、橋本将選手の安打と里崎選手の二塁打で2・3塁都市、堀選手の犠飛でもう1点を加えます。
 援護を貰った直後の3回、小野投手は2死から安打されますが、得意の牽制で刺して三人で終わらせます。
 その裏、1死から井口選手がこの三連戦初となる安打を放つと、大松選手の二塁打で好機を広げます。さらに四球で満塁とした後、橋本将選手の適時打と、里崎選手の四球でもう2点を追加しました。
 点差が広がった後も小野投手は安定した投球を見せます。特に4回の三番から、6回の二番からといった主軸が登場する回をいずれも三人で抑え、5・7回も走者は出しますが0点に抑え、ここまで三塁を踏ませません。
 これで、完封も見えるかと思いましたが、8回1死から二塁打され、ファウルフライのタッチアップでこの試合初めての三塁走者を許します。そして、続くラロッカ選手に適時打され、完封がなくなった事もあり、ここで降板となりました。
 以下、荻野投手が8回を抑え、9回はシコースキー投手が三人で抑えて試合終了。千葉が4対1で勝ち、対合併球団今季二勝目をあげています。
 今回は、千葉では初の試みとなる、17時開始ナイターでしたが、雨の気配がないにも関わらず客足は悪く、1万7千9百人ほど。雨が降らない土日で、二日とも2万を割る、というのはかなり珍しいでしょう。ちなみに昨年同時期に行なわれた福岡戦では、土曜に3万人、日曜も夏のデーゲームに関わらず2万6千人入っていました。

 ところで、試合後に変わったニュースが報じられました。スタメンの八番三塁は堀選手でしたが、これは、バレンタイン監督が「ゴリ」と言ったのを、西村コーチが「堀」と聞き間違えてメンバー表に記入したため、というものでした。
 そのせいか、堀選手は2回の最初の打席で犠飛を放ったものの、怪我も投手交代もなかったにも関わらず、この回で退いて今江選手に交代しています。
 ただ、バレンタイン監督も、交換するメンバー表は見ているはずです。漢字の意味は分からないかもしれませんが、「今江」とあるべき所に「堀」と書いてあれば気付くのではないでしょうか。そう考えると、少々不思議な気もするニュースでした。,br />  一方で、今日は井口選手が初の三番に入り、その効果があったのか、6月21日以来となるマルチ安打を放っています。ただ、入団時には球団代表氏は「彼のポジションは契約で決まっており、これは監督でも関われない聖域だ」などと、誇らしげに言っていました。そして実際、怪我で休んだりDHに入った時以外はずっと「四番二塁」だったわけです。
 果たして、この日の打順変更と契約との兼ね合いがどうなっているのか気になるところです。そして、そのような日に、「ゴリ堀事件(?)」が伝えられた、というのは奇妙な符牒だと思いました。

2009年07月06日 23:55