2008年07月16日

序盤の大差を猛追されるも、最後は逃げ切る

 千葉で行なわれた、千葉-合併球団は清水直行投手と中山投手が先発。この対決は5月18日以来で、その時は終盤で清水直投手が投げ負けた形となり、千葉が敗れています。
 対左という事で、二番にはオーティズ選手が入って根元選手が外れ、また、橋本選手が外れて竹原選手が入りました。ただし、三番福浦選手、五番大松選手については、いつもと同じ打順でした。
 初回、清水直投手は先頭打者本塁打をいきなり打たれます。しかしその裏、前回抑えられた中山投手相手に、西岡選手の二塁打と四球で走者をため、里崎選手が10号3ランを放ち、すかさず逆転します。

 さらに続く2回、先頭の竹原選手が四球を選ぶと、続く今江選手の適時二塁打で追加点。さらに走者をためて満塁とします。ここで、早くも合併球団は中山投手をあきらめて、二番手の近藤投手を起用。しかし、代わりばなに福浦選手が犠飛を放ち、もう1点入ります。
 そして四球で再び満塁になった後、大松選手が今季3本目の満塁弾となる16号を放ち、この回合計6点を挙げ、2回で9対1と大差をつけました。
 マウンドには二試合連続無四球完投中の清水直投手が上がっているだけに、これで試合は終わったも同然かと思いました。ところが、直後の3回表、いきなり三連打で1点を返されると、続く一輝選手を遊ゴロに打ち取るも、失策で満塁に。ここで何と押し出しの四球が出て、さらに連続犠飛でこの回4点を返されてしまいます。
 そして続く4回、1死から清水直投手が二塁打を出すと、ここで交代となり、二番手の久保投手が登板します。しかし、これまた誤算で、2死後にローズ選手に2ランを喫し、2点差になります。
 一方、打線は3回以降立ち直った近藤投手に抑えられます。そして6回から千葉は三番手に小宮山投手が登板。ところが、いきなり二塁打された後、続く打者のバントを小宮山投手自ら悪送球してしまい、二塁走者が生還。ついに1点差になってしまいます。
 先発投手が8点差を守れず、繰り出した継投陣がことごとく代わった直後に失点する、というある意味典型的な大逆転される展開、と思われました。ところが、小宮山投手はこのなお続く無死1・2塁から中軸二人を打ち取り、次の7回も無安打に抑えます。
 打線は6・7回と先頭打者の出塁を活かせず、相変らず追加点を挙げることができません。そして8回、この回からの登板の川崎投手が安打されて降板すると、五番手にシコースキー投手が登板。四球二つで二死満塁にまでしましたが、最後は凌いで、リードを守ります。
 そして9回は荻野投手が三人で抑えて試合終了。3回以降は完全に悪い流れにしながらも、序盤の大量点と継投陣の踏ん張りで連勝を7に伸ばしています。観客数は1万8千人ほどでした。

2008年07月16日 23:07