2005年06月09日

久保投手、有言実行の好投+@で6勝目

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対読売は久保投手と工藤投手が先発。マリーンズは2回裏に2死1・2塁とし、ここでここ1週間で1安打と不振で打順が八番となった李選手が適時二塁打を放ち、2点を先制します。
 1・2回を無安打で抑えた久保投手ですが、点を貰った直後の3回に連打と四球で無死満塁とします。しかし、続く二岡選手を併殺に打ち取り、その間に1点を取られたものの、このピンチを最少失点で切り抜けます。二岡選手はこのマリン三連戦で4併殺でした。
 そしてその裏、マリーンズは2死1塁からベニー選手の2ランで2点を追加。これで流れを引き寄せます。工藤投手は走者の西岡選手を気にしすぎたようです。結局4失点でこの回で降板しました。さらに5回には二番手の佐藤宏投手からベニー選手の適時打、さらには垣内選手の連日の適時打、そして西岡選手の適時二塁打で打者10人で5点を追加。試合を一気に決めました。

 久保投手は、3回以降は2安打無四球と読売打線を封じ込めます。先週のカープ戦終了後に、次回の登板について尋ねられたとき、「前回の読売戦では勝ったものの失点が多かった。次は好投する」と宣言していましたが、有言実行の活躍ぶりでした。9回は小宮山投手にマウンドを譲ったものの、8回を6安打2四球1失点で6勝目を挙げています。
 ヒーローインタビューではピカチュウの被り物をして登場。今日の中継局がTV東京で、始球式にもポケモンが登場したのとの「タイアップ」でしょうか。インタビューの最後も「ピカチュウ!」で締めていました。オールスターに出れたら、ぜひとも新庄選手と共演してほしいものです。
 試合のほうは9回に1点を取られたものの、10対2で圧勝。交流戦本拠地最終戦を白星で飾りました。三タテを喫したスワローズを除いた5カードは全てマリンでは2勝1敗でした。
 対読売は通算で5勝1敗。前も書きましたが、読売の山本ヘッドコーチは選手にちゃんと自分らの力の差がどれくらいか分かったやろと言ったのでしょうか。観客数は2万5千1百人ほどでした。マリーンズの「3位マジック」は残り74試合で60となっています。

 大阪ドームのタイガース対合併球団はJP投手と福原投手が先発。タイガースは初回に無安打で先制し、その後も中押し、ダメ押しと加点して4点。一方、福原投手は6安打2四球ながら完封で今季3勝目を挙げました。3勝中2勝が対合併球団の完封というのが面白いところです。観客数は2万7千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ファイターズは三浦投手と金村投手のエース対決。しかし、序盤からベイスターズ打線が爆発し、金村投手は2回をもたずにKO。肘に問題があるとのことで、登録抹消になる見込みだそうです。試合のほうはベイスターズが7対3でこのカード3タテ。ファイターズは9連敗となってしまいました。観客数は1万4百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対スワローズは西口投手と川島投手が先発。初回にカブレラ選手の2ランで先制したライオンズが4対1で勝ちました。ライオンズの田原選手がプロ初本塁打を放っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
 広島のカープ対ホークスは小山田投手と星野投手が先発。城島選手の3ランで先制したホークスがその後も本塁打2本で7得点。しかし、9回に6点差で登板した三瀬投手はラロッカ選手に3ランを喫して降板。不振が長引きそうで心配です。観客数は1万6千人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ドラゴンズは金田投手と野口投手が先発。3回に先制したドラゴンズがその後も点を重ね6対0と快勝。野口投手は今季初勝利を約1年ぶりの完封で飾っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

2005年06月09日 23:54